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2020-03-11

むなかた牛・すすき牧場|獺祭の酒粕などを餌に使う赤身が旨い牛


福岡のブランド牛【むなかた牛】

皆さん、松阪牛や佐賀牛といったブランド牛の名前を一度は耳にしたことがあると思いますが、福岡にもブランド牛があることをご存知でしょうか??

実は、 「むなかた牛」 と呼ばれるブランド牛がいます。

「博多和牛」は聞いたことあるけど、「むなかた牛」は初めて聞いた!という方もいると思いますが、今回は「むなかた牛」についてすすき牧場さんに取材してきましたので、味とその魅力をご紹介します♪

きっかけはお豆腐屋さんからの相談!?○○○を有効活用できないか?

実は国内で生産された牛のえさは、その大部分を海外からの輸入飼料に頼っています。ほとんどの牧場では飼料の国産比率は15%ほどですが、すすき牧場では安心安全な“牛のえさ”を追求し、飼料の50%に国産原料を使用しています。

その国内生産された材料を使用するきっかけとなったのが、地域の揚げメーカーやお豆腐屋さんの言葉でした。

「豆腐を作る際に出るおからを何か有効活用できない?」

その一言で思いついたのが牛のえさにおからを使用してみるということです。

どうしても豆腐を作るうえで出てしまうおから(大豆のかす)は、栄養素が豊富です。牛のえさにすることで牛の健康にも良いと考えてこの取り組みが始まりました。

ところが、数年後に牛肉業界である問題が発生し、より一層牛の健康について考える出来事が起きたのです。。。

牛肉の安全性が求められた時代

その問題というのが【BSE問題】です。

2000年代初頭に発生したこのBSE問題は、食肉産業や外食産業、スーパーマーケット、そして一般消費者である私たちも巻き込み大きな社会問題となりました。

「BSE」とは日本語で「牛海綿状脳症」。この病気は、牛から人へ感染するリスクがあるということから、人々が牛肉を食べなくなりました。

「BSE」の原因は、当時の牛のえさに使用されていた「肉骨粉」という牛・豚・鶏が原材料の粉末と言われています。このBSE問題が発生したことで、すすき牧場さんでは、これまで以上に牛の健康を考え、えさを安心・安全なものにするために国内で発生する食品副産物の利用や、地元の農家と連携して飼料用に米を生産するようになったそうです。

牛の健康を考えたえさとは何か?

安心・安全なえさとは何か。先ほど海外から輸入したトウモロコシなどをえさにしている牧場が多いとお伝えしましたが、これではエサの生産者の顔が分からず、実際にどのように作られているかが全く見えません。

そこで牛のえさの材料に“すべて”生産者の顔が分かり、どのように作られているかが把握できる、国内で生産された材料を使用することにしました。

現在使われている牛のえさの材料がこちらです。

  • 地域のお豆腐屋のおから
  • 大分産の米「クサホナミ、夢あおば、つきすずか、ミズホチカラ」
  • 山口産の日本酒 「獺祭」の酒粕
  • 地元産の大豆「フクユタカ」
  • 大分の焼酎「いいちこ」の焼酎粕

えさに触らせて頂きましたが、水分を多く含んでいてしっとりとした触り心地でした!原料を調整して、良質な乳酸発酵をさせているそうです。

牛のえさにまで気を配っているからこそ、安心・安全な牛肉と自信をもてるのですね。

☆むなかた牛|すすき牧場イチオシの商品☆

すすき牧場で目玉商品といえばこれです!!!

サーロインステーキ500g【250g×2枚 冷凍】6480円(税抜)

焼いてシンプルに塩で食べたり、ローストビーフにして食べると、牛肉本来の味が感じられ、とてもおすすめです!柔らかい霜降りで、肉に甘い旨味をもち、脂があっさりしていて、適度な食感が特徴です♪。

一般の牛肉に比べ、脂があっさりしていて60代、70代の方にも大人気だそう!

取材では「昔の牛肉の方が美味しかった…」と仰るご高齢の方が多いと伺いました。このお肉は、そんな方に「昔の牛肉のように美味しい!」と高評価をいただいています。

その理由は、昔の牛のえさには、割れた米や酒粕などが使用されており、むなかた牛のえさが昔の牛のえさと似ているから。

20代の私たちにはなかなかない感覚ですが、「むなかた牛」を食べて、同じ感想を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

☆むなかた牛の美味しさの秘密☆

①安心・安全な品質管理

すすき牧場では牛の健康状態の維持のため、牛舎の清掃や餌槽の清掃、敷床の清掃はもちろんのこと、牛舎内の温度管理のため換気扇の導入など空気循環を徹底し、牛へのストレスを出来るだけなくした環境づくりに取り組んでいます。

また、お客様に自信をもって安心・安全といえるように、肥育状況を毎日チェックし、健康状態の把握・体重測定から、その日の給餌の量、飼料の種類など、全ての記録をデータ化し、肥育状況を見える化することで、全スタッフが牛の成育状況を共有しています。

②むなかた牛は赤身が美味しい

牛肉は霜降りの量が多いほど美味しいと言われていますが、実は”赤身肉”も近年注目を浴びています!

むなかた牛は適度に霜降りがありながらも、あっさりとした味わいが特徴なので、「胃もたれが心配…」という方や「お肉は苦手…」という方にも自信をもっておすすめできます!

③すすき牧場 薄一郎さんの思い

すすき牧場の代表である薄一郎さんは、BSE問題をきっかけに安心・安全なむなかた牛をもっと“地元の方”に食べて貰いたいといいます。安心・安全な牛肉のために尽力を尽くしてきた薄一郎さんからは、牛への愛情がビシビシと伝わってきました!

そんな薄一郎さんの夢は仔牛を外から購入するのではなく、親牛から育て自家生産したえさで育てることです!!

その夢を叶えるため、現在えさの一部である米や稲わらを自家生産されています!薄一郎さんの夢がかなったすすき牧場さんが見てみたいですね~!

福岡・宗像のブランド牛として!

そして、「地産地消で、福岡県内や地元・宗像の方にもっと知ってもらい食べて欲しい」というのも薄一郎さんやスタッフのみなさんの想い。

一目で心に残るロゴマークをアイコンに、ブランド牛として県内の認知度を向上させていくと仰っていました。もちろん、私たちも応援します!

お客様の声

むなかた牛は60代、70代の方以外にも、子どもにも美味しい!と大人気です♪

お子さんの「ここのお肉が一番好き!」という声で、リピーターになる方も多いんだそう!

子どもから60代、70代の方まで幅広い世代を虜にするむなかた牛、一度食べてみたいと思いませんか??

そんな方に朗報です!福岡市内や宗像市近郊にも、むなかた牛が楽しめる飲食店があります!

飲食店のご紹介

【福岡市内】

☆リストランテKubotsu

住所:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2丁目5−55 4F

【宗像市内】

☆宗像王丸 天然温泉 やまつばさ

「旬彩割烹 白珪」では、むなかた牛を使用した逸品料理が楽しめます。

住所: 〒811-3422 福岡県宗像市王丸474

TEL: 0940-37-4126

☆御宿 はなわらび

住所: 〒811-3502 福岡県宗像市江口518−1

TEL: 0940-62-0107

【福津市内】

A.PUTEC FLEGO(アプテカ フレーゴ)

住所: 〒811-3307 福岡県福津市渡153

TEL: 0940-39-3659

【みやこ町】

☆松木果樹園

果樹園内のレストラン「フルーツ工房えふ」では、むなかた牛のりんごカレー やむなかた牛のサイコロステーキをいただくことが出来ます。

住所: 〒824-0225 福岡県京都郡みやこ町犀川大坂280−26

TEL: 0930-42-3212

むなかた牛|祖父母や子供のお祝い自宅料理にも♪安心安全な国産牛|すすき牧場

敬老の日やお誕生日など、さまざまなシーンで喜ばれるお肉のプレゼント!

安心・安全だと自信をもって贈れるむなかた牛ならば、お肉が大好きな人だけでなく、苦手な方にも一度食べていただきたいほどの美味しさです♪

柔らかく深い味わいがダイレクトに味わえ、一番人気なサーロインステーキなら、子供から大人まで大満足のはずです!もちろん、他のお肉だって美味しい♪

大切な人へのプレゼントに。そして、もちろん頑張った自分へのご褒美にどうぞ♪おすすめです!

ご購入はこちら

【よかもん市場】公的機関が運営する通販サイトで九州・福岡の名産品をお取り寄せ!

https://www.yokamon.jp/ichiba/c200768/

【通販】すすき牧場 オンラインショップ

https://munakatagyu.com/

【直売所】すすき牧場 施設内

住所: 〒811-3402  福岡県宗像市河東1番地

営業時間:8時~17時 (土日は定休日のためお休み)

TEL: 0940-32-6300

FAX: 0940-33-7752


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