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2020-12-02

博多人形師・松尾吉将|伝統工芸品はもっと身近に楽しめる!


博多人形とは?伝統工芸品=難しそう?そんなこと全然ありません

福岡の伝統工芸品のひとつ「博多人形」

福岡県の博多近郊の粘土を使って素焼きした人形に、絵具で着色したものです。

伝統工芸品ときくと筆者は少し身構えてしまいます。

というのも、伝統的なものであるがゆえに「博多人形の歴史や定義はよくわからないし、そんなことも分からない素人が手を出すものではないかな」と難しいことを考えてしまうからです。

筆者のように、福岡の伝統工芸品ということは知っているけどよく分からない方、魅力を知りたい方に必見です!

伝統工芸品の新しい見せ方に挑戦!〜博多人形師・伝統工芸士:松尾吉将さんの活動〜

松尾さんの作品は、アニメ「ONE PIECE」のキャラクターとのコラボ、

「ONE PIECE」 のナミです!
(※ONE PIECE「BUSTERCALLプロジェクト」参加作品)
© 尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

世界的キャラクター「ムーミン」とのコラボ、

NHK教育テレビ「デザインあ」展示会作品など、

「デザインあ展」に行かれた方はどの作品かわかるはず?!

小学生のお子様にも馴染みがあるような作品とのコラボが多くあります。

どれも博多人形ならではの質感やかっこよさが、コラボ作品を際立たせていて素敵なキャラクターたちになっています。

伝統工芸品である博多人形って、こんな風にもなれるんだ!と驚きました。

福岡市動植物園×博多人形青年部のコラボ企画で、人気者のカワウソを作られたそう!かわいい~。

「コラボすることで博多人形を知らなかった人にも情報が伝わりやすいんですよね。こんな形でも楽しめるということを知ってもらうことで、今の人の生活に寄り添うような作品も作りたいです。」と松尾さん。

☆博多人形の絵付け体験も

こちらは、博多マルイ2Fにて行われた博多人形ワークショップの生徒さんの作品だそう。自分で絵付けすれば、より身近に感じられそうですね♪

博多人形業界のイマ〜時代に合わせて変わりゆく伝統工芸品〜

「福岡県産の粘土を使っていることが、博多人形の定義なのですが、この粘土を扱っているところが現在ひとつしかないんです。」と松尾さん。

後継者の不足や、材料を提供してくれる所の不足など、問題は様々。

そんななかで今までの博多人形の形を活かしながら、現代の人々にも楽しんでもらえるような工夫をしている職人さんも増えてきました。

松尾さんのインスタグラム

最近はSNSの普及もあって、お客様に直接関わることが増えたという松尾さん。「家の玄関に置いてます!」と写真を送ってくださる方もいるそうです。

「昔は床の間に置いてあったんですけど、こんな風に置いても可愛いんだなと、こちらも参考になります(笑)今の人たちの、生活に溶け込んでいけることが嬉しいです。」

松尾さんを支える家族の存在

ご夫人から見た作品の魅力や楽しみ方

今回、一緒に取材を受けてくださったご夫人から見た松尾さんの作品の魅力をお伺いしました。

「主人がつくる人形の女性は、女性の私から見て色気があると感じます。女性が憧れるような気品や奥ゆかしさが表現されている気がしますね。実際、女性のお客様が好んでくださることがよくありますよ。」

たしかに、松尾さんの作る女性の人形は、淡く優しい表情をしているのに、芯の強さや気品を感じられるものばかりです。

それは作品のポーズから感じられるものなのか、色使いなのか、それとも表情なのか…そんな風に考えながら見つめていると、ついその魅力に引き込まれていることに気付きます。

家業のように行う作品作り

「人形を作るときは、同じ型で同じものをたくさん作ることもよくあります。そんなときは、娘や私が一緒に作業することもあるんですよ。」とご夫人。

量産するときは、原型作りや絵を描く仕上げなどの主要な作業を松尾さんが行い、分担できることは家族でも行うとか。

家業のようにみんなで行うことで、松尾さんも作業に集中でき、家族の存在は助かっているそうです。

取材中も仲睦まじいお2人でした

博多人形へのこだわりとこれからの課題

新しいことへの挑戦はもちろん、伝統的な博多人形も魅力溢れる松尾さんの作品。そんな素敵な作品を作る松尾さんのこだわりを聞きました!

「作品によってこだわるポイントは様々ですが、例えば女性像については最近模索していることがあります。博多人形のいわゆる美人を表現するには、白い肌や切れ長な目など、ある程度の形が決まっています。

でも現実の世界では、様々な美しさがあって幅広いですよね。そういった個性を出すのは難しいのですが、どこまで個性を出して美しい女性を表現できるのかに挑戦中です。」

たしかに18歳くらいの若い女の子もいれば、40代くらいの母親もいるなかで、女性の美しさというものはひとつではなく、それぞれの魅力や良さがあります。

新しいものを作り出せるのは、これまで伝えられてきた博多人形の技術があるから。基礎があるから、それを活かすことができます。

基礎の部分でも、よりいいものを生み出そうとする松尾さんはまさに職人でした。

松尾さんの博多人形なら、伝統工芸品はもっと身近に楽しめる!

まずは干支の人形から始めてみてはいかがでしょうか?

こんなにも身近に、気軽に、博多人形を楽しんでいいんだ!と思わせてくださった松尾さん。

昔からある博多人形に趣を感じるも良し。お家に飾れるような身近に感じられる博多人形を見つけるも良し。

みなさんも、ぜひもっと気軽に伝統工芸品に触れてみてくださいね!

松尾さんの博多人形を購入するには?

松尾さんの作品は、以下の3つが主な販売方法です。

  • 展示会での販売
  • SNSでお問い合わせ、InstagramやFacebook経由で販売
  • オーダーを受けての受注生産・販売

お問い合わせはこちらから

〒816-0952 大野城市下大利4丁目4番24号

TEL・FAX:092-596-0230


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