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2024-03-29

親子で体験!『町は学校プロジェクト』/お母さん大学福岡(ちっご)支局


★『お母さん大学』って?

お母さん大学(inちっご)福岡支部

子育てに奮闘する、福岡のお母さんへ。1人で頑張ろうとして疲れたり、余裕がなくなったりしていませんか?

そんなお母さんに。

「『孤育て』をなくし、お母さんの笑顔あふれる未来を作る」をコンセプトに活動する「お母さん業界新聞社」運営の「お母さん大学」

※「お母さん大学」公式サイトで活動内容を見られます>>

メンバーは至って普通の、子育てを行うお母さんたちで構成されています。

お母さん大学(inちっご)福岡支部

神奈川県に本部を置き、横浜、大阪、福岡と支局を構え、オンラインやオフラインイベントなどを開催。

活動を通じて子育てへの悩みや不安を間接的や直接的に共有したり、「お母さん業界新聞」を読んだ感想を伝えあったりなど、お母さん同士の活発な交流が行われているんです。

そして、「もっと福岡」が注目したのは「町は学校プロジェクト」

親子も企業も変化する『町は学校プロジェクト』!

今回お邪魔したのは、住宅地にあるアパート「松葉荘201」(久留米市合川町)。

リノベーションした一部屋を拠点に活動する「お母さん大学福岡支局」こと「お母さん大学inちっご」

「おじゃましま~す……」と言いつつお部屋に入ると、大人と子どもが入り混じって、思い思いにおしゃべりしたり、笑ったり、みなさん自然体で楽しそうな雰囲気です。

お母さん大学(inちっご)福岡支部

そんな中、私たちを笑顔で迎えてくださったのは「お母さん大学福岡(ちっご)支局」代表の池田彩さん。

お母さん大学(inちっご)福岡支部

こんなに素敵な笑顔でお母さんや子どもたちと交流している池田さんですが、かつては子育てに悩み、鬱々としていた時期があったそう。

ですが、今の池田さんがお母さんたちに伝えたいことは「子育ては本当は楽しい!」

変わる親子関係。変わる社内。

お母さん大学(inちっご)福岡支部

2023年から「お母さん大学福岡(ちっご)支局」の企画でスタートしたプロジェクトが「町は学校プロジェクト(町学)」

「町は学校プロジェクト」は不登校など、学校に行かない選択をしているお子さんとお母さんが、地域の企業へ月に一回体験・取材に行き、お母さんは「お母さん記者」として執筆・発信。

街を舞台に学校という枠を超え、子ども達が自由に学ぶ「町は学校プロジェクト」。そして、親子で学び合うプロジェクトです。

お話をお伺いすると、体験した「親子」だけではなく「企業の社員」にも化学変化が起きているそう。

第Ⅰ期 町は学校プロジェクト / 「おなか元気グループ」(福岡県久留米市)

農薬・化学肥料・除草剤不使用の「おなか元気農園」で「おなか元気野菜」を栽培。

その野菜を使った「おなか元気居酒屋『まんまる』」や「おなか元気レストラン『ほとめき庵』」の運営、加工食品の販売などを行っている「おなか元気グループ」。

「おなか元気っこ」やその他商品

商品のひとつ「元気っこふりかけ」を作り、パッケージングの体験を「町学」で行ったお子さんは「あんなに少ない人数で仕事をしていると思わなかった!」と新しい発見が。

他にも、微生物の働きについてや、噛むこと・いただきますを言うことの大切さなど、6か月近くかけて親子でたくさんのことを現場で学んだそうです。

第Ⅱ期 町は学校プロジェクト / 「未来工房」(福岡県久留米市)

自然と人に優しく、安心して暮らせる家づくりをしている「未来工房」。第Ⅱ期(2023年11月~)は家づくりについての学びの場。

しかも、未来工房の代表は子育て中のお母さんだそうです。親子に伝える「家づくり」のこともお母さん目線なのかもしれません。

未来工房が大切にしている素材の「木」をしゃぼん玉を使って体感したり。

「設計士になって自分の家を考えてみよう」のワークショップで家づくりにワクワクしたり!

大工さんになってみたり!

2023年11月から2024年3月まで月1回づつ開催された「未来工房」さんでの「第Ⅱ期 町は学校プロジェクト」。最終回ではこれまでの活動を振り返りながら新聞を制作。

子どもたちの中には「終わりたくない」と言う声もあったそうです。

※「町は学校プロジェクト」のお母さんライターの記事はこちら>>

「親子」と「地域」を自然な形で繫ぐ「町は学校プロジェクト」

お子さんにとっては、学びや、家庭以外でも自分を受け入れてくれる場所づくりに。

お母さんにとっては、家族が住む地域の会社のことを知り、記者として発信する体験に。また地域企業にリアルな「子育て」を知ってもらう活動に。

地域の企業にとっては、自社の魅力を自然な形で伝えられ、未来の人材育成にも繋がる取組みに。

地域の中小企業を中心に福岡の魅力を取材・執筆して伝えている「もっと福岡」としても「町は学校プロジェクト」は、三方良しの素晴らしい取組みだと感じました!

ぜひ、福岡のお母さんとお子さんに体験してほしいです。

お母さんの変化を感じる子どもたち|お母さん大学福岡(ちっご)支局

「お母さん、最近、楽しそうになった!」

「お母さん怒らなくなったから『お母さん大学』、続けたほうがいいよ」

そんな風に「お母さん大学」の活動をするお母さんの変化を感じ取るお子さんがたくさんいるそう。

では、「お母さん大学福岡(ちっご)支局」ではどんな活動をしているのでしょうか?

折々おしゃべり会

池田さんに取材をしている傍らで、思い思いに談笑するお母さんたち。でも、よく見ると手元では何か作業をしてる……?

お母さん大学(inちっご)福岡支部

じつはこれは「折々おしゃべり会」という「お母さん大学」の活動のひとつ。

毎月約8000部ほど近隣の幼稚園・保育園を中心に配布される「お母さん業界新聞」を折る作業で、でもこれは、お母さんたちが日々の子育てのことや悩みなどを共有する時間でもあるのだそうです。

「何か作業しながらだと、自然と会話が生まれるでしょう。自分の子育てに対する不安を話したり、他の人の悩みを聞きながら自分の子育てにも当てはめたり、先輩お母さんにアドバイスをもらったり」

妊娠中のお母さんから、小・中・高校生を育てるお母さんなど、世代も子育てに対する悩みもバラバラのお母さんが集うからこそ、交わせるお話があるのだとか。

参加は自由!

「途中からでも」
「その日は参加できない」

でも大丈夫。

お母さんの都合に合わせて活動ができるんです。

この自由な感じが楽しそうにしているお母さんの負担を減らしているのかも。

みんなでごはん

「お母さん大学福岡(ちっご)支局」の運営メンバー・安達さんが作る「パスタランチ」や「カレーランチ」。

毎週火曜日に「松葉荘201」(久留米市合川町)で行われる「オープンデイ」では、ランチの提供も。お子さんにご飯をつくる手を止めて、お母さん同士の交流やお子さんと過ごす時間を共有してみてください。

もちろん参加は自由!持ち込みも自由!

植物講座~種から育てる親子時間~

「お母さん大学福岡(ちっご)支局」の拠点「松葉荘」を運営する「松葉ビレッジ」とのコラボ企画。

植物コンシェルジュ:池田けいこさんが講師です。

1年を通して親子で種から植物を育てるイベントに参加します。

育てたお野菜は収穫祭を行ったり、ランチのカレーにしたり。数々の学びと体験のイベントです。

こちらは、要申込。年間参加はもちろん、単発参加も可能です。

そんな自由な活動を通して、「子育てへの悩みや不安」を間接的や直接的に共有したり、「お母さん業界新聞」を呼んだ感想を伝えあったりなど、お母さん同士の交流が自然と起きているんだなと感じました。

お母さん大学福岡(ちっご)支局が目指す世界

子どもとの生活は想定外がたくさん起こり日々バタバタで悩みも尽きず。ほんの少しSNSを覗けば、子育てに関するネガティブな情報も飛び込んできます。

子育てを”楽しい”と思うのはなかなか難しいかもしれません。

池田さんの思いは、

「共有する場所や相手がいれば、お母さんの心に余裕が生まれてもっと子育てを楽しめると思うし、世の中のお母さんにもっともっと”子育ては楽しい”って伝わってほしい」

お母さん業界新聞との出会い

かつて、子育てに悩み、憂鬱だった池田さんが「子育ては楽しい!」と感じるようなになったキッカケが「お母さん業界新聞」との出会いだったそう。

お母さん大学(inちっご)福岡支部

「お母さんはスゴイ!」という見出しから始まる記事は、こんな内容。

「世の中をつくるのは政治家や大企業の社長さんばかりではなく、わが子を育てているお母さん。未来をつくるのは子どもたちであり、子育ては何より素晴らしい仕事だ」

池田さんは、自分の子育てを認めてもらえた……!と、感じ、号泣。

すぐに「お母さん業界新聞」を運営している「お母さん大学」へメールを送り、池田さん自身が記者として執筆・活動を始めたそうです。

今では「お母さん大学福岡(ちっご)支局」に通うお母さん自身もお母さんジャーナリスト(MJ)として自身の子育てを執筆して発信したりするメンバーもおられます。

“書く”ことがもたらすお母さん視点の変化

取材の日に来られていた別の「お母さん記者」にお話を伺うと、こんなエピソードが。

「うちの息子はお水が欲しい時には自分で冷蔵庫によじ登るような子で、ちょっと活発すぎるかなって思ってました。でも下の娘は、お水が欲しくなるたびに私を呼ぶんです。だから息子は手がかからない子だったんだなって思って。それを記事にしたら、他のお母さんから感想が貰えて。」

今では、お母さん仲間に「あの冷蔵庫のお母さん」と呼ばれたりするそう。

実際にお母さんが書かれた記事がこちら

「人に話さなければ嫌なエピソードで終わっていた話です。今では、何が起きても『記事のネタになるな』って思えます。笑」

そうお話しする笑顔が、朗らかでとても素敵なお母さん。

池田さんは、

お母さん大学(inちっご)福岡支部

「書くことを通せば、子育てで自分に起きた出来事を客観視でき、一呼吸置くことが出来るんです」

と言います。

また、「お母さん業界新聞」を通して、全国のお母さんと価値観の共有も出来ます。

松葉荘201「お母さん大学福岡(ちっご)支局」の魅力

「良い空気感だな」

お母さん大学(inちっご)福岡支部

取材で「お母さん大学福岡(ちっご)支局」の拠点「松葉荘201」に入ったときの私の感想です。

お母さんたちが自然体でおしゃべりして、笑い合っている姿がすごく良いんです。

「孤育て」の中で、いつの間にか抱えている子育ての不安や悩み、母としての理想像、社会での役割、etc…

「松葉荘201」ではお母さん同士が自然とこぼれてくる本音で話せる場所でした。

お母さん大学(inちっご)福岡支部

そして、子どもたちはノビノビしており、自由に取材に乱入してくる!そんな空気感も良い感じでした。笑

代表・池田さんとスタッフ・安達さんの魅力的な関係が「松葉荘201」の雰囲気

お母さん大学(inちっご)福岡支部

子育ては楽しいもの!

これら「お母さん大学福岡(ちっご)支局」の活動を通じて池田さんがお母さんたちに伝えたいことは「子育ては本当は楽しい」ということ。

「お母さん記者として子育ての経験を書くことや、大学の活動を通じて、お母さんの心に余裕が生まれたり、自分の子育てに対する見え方に変化が起きます。『子育てって面白かったんだ!』と気付くお母さんが増えて、子育てをもっと楽しんだり、喜びを感じる方が増えて欲しいです」

と、力強く、でも優しい笑顔で話す代表の池田さん。

その横で静かに話を聞いているスタッフの安達さん。

お母さん大学(inちっご)福岡支部

お母さん大学福岡(ちっご)支局を立ち上げられて約7年。

二人の関係がここまで実績を積み上げられてきたんだなと感じました。

もし今、子育てに不安を感じていたり、悩みを抱えている福岡のお母さんがいたら、「お母さん大学福岡(ちっご)支局」にまずは足を運んでみてください。

お母さん大学(inちっご)福岡支部

先輩お母さんたちがそうだったように、あなたの心や子育てにも変化が起きるはずです。

※「お母さん大学」公式サイトで活動内容を見られます>>

インフォメーション|お母さん大学福岡(ちっご)支局

★毎週火曜日10:00~14:30 オープンデイ どなたでも気軽にご参加いただけます

住所:〒839-0861 福岡県久留米市合川町2088 松葉荘201

TEL:090-9062-7421(代表池田の携帯)

「お母さん大学inちっご」公式HP:https://lit.link/okaasankyusyu

「お母さん大学」公式HP:https://www.okaasan.net/


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