福岡・八女提灯、シラキ工芸の伝統技術をあなたも知ってください
みなさんは八女と聞いて何を思い浮かべますか?多くの人はまず「八女茶」を思い浮かべるのではないでしょうか。
八女といえば〝八女茶″というイメージがありますが、今回は、そんな八女茶に負けず劣らずの八女の名産品をご紹介いたします♪
八女の方でも、まだ知らない方もいらっしゃるかも?!今回の記事で、ぜひ、知ってくださいね!
目次
福岡の伝統的工芸品・八女提灯
そうです、提灯といえば八女ですよね!
福岡・八女の伝統的工芸品として古くから親しまれている八女提灯。なんと、八女は日本で1番の提灯の生産地なんです!
八女提灯はおもに盆提灯として、福岡だけでなく、全国で楽しまれています。
伝統を守りつつ新しいを創る。八女提灯「シラキ工芸」
八女の地で伝統的工芸品である八女提灯をつくりながら、生き残っていくための工夫をされている「シラキ工芸」さん。
今回はそんな「シラキ工芸」さんのすごいところを、まずは3つご紹介いたします!
①なんと、全国の提灯を八女「シラキ工芸」さんで生産!
「シラキ工芸」さんでは、八女だけでなく日本全国、様々な場所の提灯を「シラキ工芸」さんで作っているんです!
取材に伺った時には京都の「祇園祭」で使われる提灯の作成をされていました。
さらに!同じく日本全国の様々な場所の盆提灯も「シラキ工芸」さんで作られているのだそう。
みなさんがお使いの盆提灯も「シラキ工芸」さんで作られたものかもしれませんね!
②とにかくすごい!確かな技術力をもった八女「シラキ工芸」の提灯職人さんたち
職人さんたちのものづくりの現場は想像よりも「とにかくすごい!」
素早く作業を進めているのに、きちんと見るとすごく丁寧。
一度に約10個の提灯を並べ、テキパキと絵付けを行っている様子は圧巻…!
まさに職人!という感じです。
そして、そんな職人さんたちですが、シラキ工芸の職人さんは一般的な「職人」というイメージとは少し違った若い人ばかりでした。
それには理由があるんです。
③八女提灯「シラキ工芸」代表・入江さんの切実な思い
「若い人を受け入れたい。」
「シラキ工芸」の代表である入江さんは語られました。
シラキ工芸で働く職人さんたちのほとんどが20代から30代の方々。
若い職人を社員として雇い、その若い職人に積極的にデザインをしてもらうことで、伝統的な技術に現代の要素を取り入れているそう。
入江さんはそんな職人さんたちのために、新しい絵付けの工房を建てられたそうです。
「若い職人さんたちの技術をたくさんの人に伝えたい。」
そして、一年中提灯の絵付けをしている職人たちの楽しみをつくるために「シラキ工芸」さんは新しい仕事を立ち上げられました。
お洒落なインテリアちょうちん!?
「これって本当に提灯!?」と言いたくなるようなおしゃれなデザインの提灯。
おしゃれでありながら、提灯ならではの和紙を通した柔らかい光に癒されます。
種類も豊富で眺めているだけで楽しい気持ちになりますね♪
ものづくりのブランド「挑朕堂(ちょうちんどう)」の懐紙と貼り箱
シラキ工芸が若い職人の今後のために1から立ち上げたお仕事。
このかわいい懐紙は全てシラキ工芸の提灯職人さんがデザインされたものなんです!
そして、その懐紙を使った「貼り箱」!
デザインはもちろんですが、 大きさにもバリエーションがあってこの箱の中に何を入れるか考えるのも楽しい!
最後に:特に八女のみなさんへ
みなさん!(特に八女の方…)八女に日本の提灯業界を支えられている、こんなすごい企業があるのをご存知でしたか!?
シラキ工芸さんで働く職人さんたちは 「この会社に出会えてよかった」とおっしゃっていました。
みなさんにぜひ知っていただきたくて、今回の記事を書きました。
シラキ工芸さんに興味を持った職人になりたいという若者がいらっしゃいましたら、ぜひシラキ工芸さんにお問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?
八女提灯「シラキ工芸」アクセスなどINFORMATION
住所:〒834-0041 福岡県八女市緒玉198-1
営業時間:8:30~17:30
お問い合わせ:
TEL:0943-24-3054
FAX:0943-24-4458