添加物&農薬不使用・木桶仕込みの身体に嬉しい九州醤油|金芳醤油醸造元

九州や福岡の醤油といえば、アミノ酸や水飴が入った“甘い醤油”が一般的。
私自身も慣れ親しんだ味で大好きなのですが、30代半ばで身体のコトを考える年になると、
「毎日使うものだから、やっぱり添加物はちょっと気になる…」
なんて思う時もあります。

そんなとき、「今日は違う醤油を使ってみようかな」と選択肢に入れたいのが今回推したい「金芳(かねよし)醤油醸造元」の醤油なんです。
金芳(かねよし)醤油醸造元

「金芳醤油醸造元」は、大正後期に創業し、福岡県飯塚市で地元に愛される醤油屋として100年以上続く老舗です。
今回お話を伺ったのは、次期4代目:奥田 桂三さん。

家業と違う仕事をしていた奥田さんが、2013年に実家の醤油蔵に戻りつくり始めたのが、自然栽培(農薬不使用)の丸大豆と小麦、天日塩、地下水で仕込む添加物不使用の醤油。
そこに、木桶醸造の製法を組み合わせたシリーズです。

添加物&農薬不使用・木桶仕込みの身体に嬉しい九州醤油|金芳醤油醸造元
添加物不使用・農薬不使用の醤油は、福岡では希少。
自然栽培農家を探すのは数も少なく、コスト面でも本当に大変。
さらに木桶での醸造は全国でほとんど行われていない。
それでも奥田さんは、全てを徹底して追求しました
こだわりポイント(1) 添加物不使用

うまみ調味料のアミノ酸や、甘みをつける水飴などが入っているのが定番の福岡の醤油ですが、添加物が一切入っていない自然な味わいなんです。
こだわりポイント(2) 農薬不使用の原材料を使用

原材料の大豆も小麦も、農薬を使わず育てた自然栽培( ※化学農薬や肥料を一切使用せず、作物が本来持つ力を最大限に引き出す農法 )のものを使用しています。
“添加物不使用”までは時々見かけますが、”農薬不使用”しかも”自然栽培”まで追求するこだわりがすごい!

畑に直接見学に行き、福岡県産の麦、佐賀県産の大豆農家さんと契約して使用しています。
こだわりポイント(3) 木桶仕込み

そして、“木桶仕込み”です。
プラスチックや鉄製のタンクを使って醤油を作るのが一般的な中で、木桶でつくられる醤油は、全国でもたった1%ほどといわれるほど希少。

昔は木桶が主流で「金芳醤油醸造元」でも木桶仕込みが行われていましたが、時代の流れとともに便利なプラスチックの容器に移行しました。
それを、次期4代目が復活させる形に。

木桶仕込みは、季節の気温に任せた天然醸造を行い、約2年ほどかけて熟成させます。
木桶には発酵に必要な酵母菌だけでなく、醤油を美味しくするための様々な菌が住み着いており、その菌が醤油をおいしくさせる働きをしているのだそう。

木桶の力で、天然の旨みと香り豊かな醤油が完成します。
なぜここまでの挑戦をしたの?
ここまで徹底した醤油づくりを行うのは大変だったはず。なぜ挑戦しようと思ったのでしょうか?
それは奥田さん自身の経験が大きく影響しています。
一番最初のキッカケは、学生の頃のオーストラリア留学。英語も話せず、右も左もわからない中で人に助けてもらった日々から「人の役に立つ仕事がしたい」という価値観が自然とはぐくまれたそう。

また、社会人生活中のとある出会いから自然食の魅力を知り、自分でも取り入れるように。奥田さん自身が自然栽培の農業に挑戦した時期もあったのだとか。

そんな経験から「食で身体に良いものを作る=人の役に立つ仕事」が自然と結びついた奥田さんは、実家の醤油蔵へと戻り、”本当に身体に良い醤油づくり”の挑戦を独学でスタートします。

最初の頃は「しょっぱい」「辛い」醤油が出来上がるなど、失敗も多々。
それでも諦めなかった奥田さんは、本格的に発酵を学びなおすことに。

別府大学の発酵食品学科に2年間通い直し、再挑戦!
ついに“納得の味”の、添加物不使用・農薬不使用の醤油が仕上がりました。
また、それだけに留まらず、2021年からは木桶仕込みにも挑戦します。

木桶は自然素材で土に戻るため環境に優しく、これまで経験した「自然農」「自然食」に結びつく存在でした。
4つの木桶の購入後、3年の歳月を経て2024年、木桶仕込みの第1弾が完成。

奥田さんの仕事観の根底にある「人の役に立ちたい」想い。
これを追求した結果、身体に優しく、環境にも優しい独自のお醤油が生まれたのですね!
おすすめの醤油3選

さて、読者のみなさんもそろそろ日々のお料理に取り入れてみたくなったのでは?笑
今回は全6種類の中でも、普段は甘い醤油を使っている福岡の方が手に取りやすい3つを、みなさんにおすすめしたいと思います。
イチオシ!【1】暁月(あかつき / 濃口生揚げ醤油)

「暁月」は、火入れもろ過も行わない“生揚げ醤油”。
生きた酵母や乳酸菌がそのまま含まれており、魚や肉を漬けるとやわらかく旨みが増します。
奥田さんおすすめの食べ方は「お刺身の漬け」!
冷蔵でお届けされる特別な一本です。迷ったときはまずこの1本!
【2】金芳(かねよし / 濃口醤油)

「金芳」は、日常の料理で最も使いやすい定番の濃口醤油です。
コクがありながらも角のない味わいで、煮物や刺身、炒め物など幅広く活躍します。
【3】日響(ひびき / 八方だし)

有機きび砂糖と有機本みりんを加えた「日響」は、自然な甘みのある万能だし醤油。
九州の甘い醤油文化に馴染む味です。
麺つゆとしても使え、本みりんがたっぷり使われていることから、煮物の煮崩れを防ぐ効果もあります。
☆贈り物にも

シンプルでスタイリッシュなラベルで、ギフトにもおすすめ。
ロゴは、麹菌を顕微鏡で見ると“菊の花”のように見えることからデザインされたもの。とても細部まで愛情がこめられたシリーズです。
「あなたの身体を気遣っているよ」という意味を込めて贈ってみてはいかがでしょうか。
福岡県民の私が実際に食べた感想

福岡出身・在住の私が、実際に「暁月」で漬け丼を作っていただいてみました!
そのままペロッと舐めてみると、雑味のない澄んだ味のお醤油。醤油特有の香ばしい香りが鼻を突き抜けていきます。
まぐろ(中とろ)、サーモン、鯛、ブリを漬けてみました。どれもおいしかったですが、特に相性が良いのは赤身系かなと感じました!
赤身の濃厚な味わいとネットリした食感に、澄んだ味のお醤油がベストマッチ!旨みもより強く感じられます。
みなさんもぜひ、試してみてくださいね。
是非一度手に取ってみて

福岡の甘い醤油も大好きだけど、身体のことを考えて「金芳醤油醸造元」の醤油を週に何度か取り入れてみる。
ぜひ、そんな使い方からスタートして、味わいを体感していただきたいです!
「金芳醤油醸造元」の醤油には、奥田さんの“人にやさしい調味料を届けたい”という想いがつまっています。
実際に購入できる店舗
ナチゅ村 天神パルコ店
住所:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2丁目11-1 福岡パルコ本館 5階
TEL:092-791-7365
営業時間:10:00~20:30
定休日:パルコの休館日に準ずる
POCO MUCHO(ポコムーチョ)
住所:〒810-0012 福岡県福岡市中央区白金1丁目10-30
TEL:092-525-0025
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日・不定休
☆その他の取扱店舗一覧は公式サイトに掲載されています。
金芳醤油醸造元インフォメーション


☆下記住所内にある直売所「カネヨシの発酵グラナリィ」でも購入可能です。
住所:〒820-1114 福岡県飯塚市口原765-7
TEL:0948-92-0012
営業時間:平日 9:00~17:00
定休日:土・日・祝日











