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2023-01-24

米ストローは環境に配慮した身近なエコ&取り組めるSDGs|UPay


最近よく耳にする機会が増えたSDGsや環境への配慮。

私たちの身の回りでも、プラスチックごみを減らそうという観点から、マイバッグの持参が推奨されたり、プラストローを紙ストローに変更する飲食店などが増えたりしています。

今回はその「ストロー」に注目し、 100%食品で作られているという「米ストロー」を製造している福岡の会社に取材してきました!

「あんまりエコについて考えたことがなかった」

「何かしたほうがいいことは分かるけど、具体的に何かに取り組んでいるわけではない」

そんな方にこそ、エコについて考え出すきっかけとしても読んでいただきたいです。

米ストローとは

米ストロー20本入…480円(税抜)

「米ストロー」とは福岡の会社UPay(ユーペイ)さんが作った、その名の通りお米でできたストロー。見た目もカラフルで可愛いですよね♪

プラスチックストローの代わりに、紙製のストローが使われていることが多いですが、それよりも「使いやすい&環境に良いものを作りたい」と2020年に製造を開始しました。

米ストローの魅力①100%食べられる成分でできている

「米ストロー」の成分は、米70%とコーンスターチ30%、製菓用着色料のみ。

紙製のストローは、口に入れた時に曲がってしまわないよう樹脂加工を施しているものが多いのだとか。そうすると結局材料に石油を使うことになるため、資源を大切にするという目的が完全には達成できていません。また、石油を使うと廃棄する際も負担になってしまいます。

「米ストロー」の場合は食べられるものしか使っていないので、土壌分解することができるんです。限りある資源を守ることにつながり、また自然に還るという環境に負担のないサイクルを実現しています。

また食品だからこそ、口に含んでも安全という点にもつながっています。

※食べることを推奨しているわけではありません。

FSSC22000(食品安全システム認証)という、安全な食べ物を製造するための仕組み作りの認証まで取得していて、安全性が保証されているんですよ。

米ストローの魅力②曲がりにくくて使いやすい

紙ストローを使っている時に、1番ストレスになりやすいのが「ふやけて曲がってしまう」ということ。

3時間飲料に漬けている時の写真

「米ストロー」は耐久性の高さもあり、2時間以上飲み物に漬けていても形はほどんど変わりません。口に含んでみても、プラストローよりかたくしっかりした作りになっています。

実際に使用してみましたが、丈夫!というのが印象で長くコップに入れていても、何度も口に入れても柔らかくならなかったのが嬉しかったです♪

米ストローの魅力③エコを楽しめるかわいさ

カラフルでバリエーション豊かなラインナップは、飲み物に入れるだけでなんだか賑やかになりそうな可愛さですよね。

茶色や白の紙ストローが一般的ななか、「環境にやさしいとは言っても、使うことを楽しんで欲しい」という思いから、色を豊富に作ったそうです。

取材中の「エコって楽しまないと続かないですよね」という言葉がとても印象的でした。環境を守るために、みんなが何かを我慢するのではなく、自ら取り組みたいと思える工夫をしている会社なんですね!

また外箱をオリジナルのデザインに変更したり、ストローの表面に自由に文字を印字することができるため、SDGsに取り組む企業が名前を入れたり、ノベルティとして使用することもあるのだそう。

こちらは実際に、福岡市が制作されたパッケージです。

「福岡市は、世界一チャレンジしやすい都市を目指し、創業特区(国家戦略 特区)の指定も受け、新たな価値を生む チャレンジを応援するスタートアップ都市づくりを進めています」

とのメッセージを、海外の姉妹都市をはじめ、福岡とご縁のある方に知っていただくために制作されました。

米ストローができた理由|上官ゆいさん

今回お話を聞いたのは、「米ストロー」の事業を始めたUPayの代表:上官ゆいさんです。

UPayを立ち上げる前から、これまで海外雑貨の輸入販売や飲食店など様々な分野でお仕事をされてきたという上官さん。

実は上官さん自身も、ずっと前から環境への意識が高かったというわけではなかったそうなんです。

中国人のご家族がいる上官さんは、一時期中国に住んでいたことがありました。中国の方が一部地域でレジ袋販売禁止の開始が早かったことから、他の国ではどうなんだろうと気になって調べた時に、日本の環境への意識が随分遅れていることに気がついたといいます。

「自分に子どもが生まれたことも、環境に対して考えるきっかけになりました。きれいな海を見せてあげたい、素敵な自然にたくさん触れて欲しいと思った時、じゃあ何ができるのかなと」

そんな意識の変化のなかで上官さんにとって出来たことが、「米ストロー」の開発だったのでした。

私たちが米ストローを使うメリットとデメリット

なんだか流行のように耳にすることが増えたSDGs。

環境問題が深刻なのはなんとなく知ってるけど、自分ごととして考えたことがないという方もきっと多いのではないでしょうか。

私たちがプラストローではなく「米ストロー」をわざわざ使う理由を上官さんに伺いました。

「そもそも日本のストローの消費量はとても多いんです。1年間で400億本も消費しているんですよ。1人で一生のうちに38,000本、1日2本も使っていることになります」

1年で400億本!そんなに使われているとは…!

プラスチックのフォークなどよりストローは圧倒的に使われている頻度が高いのだそう。そして、そんな風に使われたストローのごみを、鳥が木の枝と間違えて巣作りに使用したり、海ごみの大半を占めるプラスチックゴミとなり分解されないまま漂い続けたり…。それがストローの現状であり、問題点なのです。

プラスチックや紙のストローより、製造も難しいため原価が高く、どうしても価格が高くなってしいます。それは買う側からするとデメリットになるかもしれません。

しかし現状を知ってから改めて考えたとき、米ストローを使うことで減るプラスチックや、自然に土壌に還るということを踏まえると「本当の意味での地球にいいこと」につながり、それが何より米ストローを選ぶメリットになると思います。

米ストローの実績・使用例

これまで、様々な企業のノベルティで活用されたり、千葉大学の生協で本格導入されたりしてきた「米ストロー」。

導入された飲食店の事例

そうして企業や飲食店が使用してくれることは、使用する分母も増えるのでよりエコに繋がっていきますね♪

日常で取り組む最初の一歩に米ストロー

私は何より、こうして「本当に地球のためになることってどれ?」と1人1人が考え目の前のストローを選ぶところから、日常のエコって取り組めるのだなと「米ストロー」をきっかけに考えることができました。

私たちの身近にあるストロー。次に選ぶときはぜひ「米ストロー」を選んでみてくださいね。

米ストローの販売先

・ネット購入はこちら

【ギフトランドショーワ / 楽天市場】https://item.rakuten.co.jp/giftland-showa/48805-01/

【まぜっせこらっせ / 楽天市場】https://item.rakuten.co.jp/meihann/10001037/

【江戸川物産株式会社】https://edg.jp/work/rice_straw/

【こめどりーみんぐ GIFT&CRAFT Mita】https://craft-mita.org/products/%E7%B1%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC

【YOHAKU KYOTO】https://yohaku.kyoto/products/kome-straw

・実店舗での購入はこちら

・九州ヴォイス ソラリア店

〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2丁目2-43 ソラリアプラザB2F

TEL:092-731-6121

【営業時間】

  • 平日:11:00~20:00
  • 土日祝:10:00~20:00

・雑貨館インキューブ 天神店(限定販売)

〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2丁目11−3

M3階~5階 ソラリアステージ

株式会社UPay

住所:〒810-0041 福岡市中央区大名2丁目2-1MIKIビル7F

公式HP:https://www.upay.co.jp/


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