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2018-04-20

【博多祇園山笠】福岡名物イベント!観光中に見たい!博多三大祭り①


福岡・博多の三大祭りのひとつ!博多っ子には欠かせないイベントの「博多祇園山笠」

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福岡・博多の夏のお祭りといえば「博多祇園山笠」は欠かせません!祭り好きの博多っこが、1年間で一番熱狂するイベントといっても過言ではないんですよ!

以前記事でご紹介した「どんたく」「放生会(ほうじょうや)」(←こちらの記事もおススメ)と並んで、【博多三大祭り】と呼ばれているんです。

博多に観光に来るあなたへ!絶対に見逃す訳には行きませんよ〜!必見!

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山笠とは?

神輿を担いで男衆が走り回る姿は、思わず鳥肌が立つ程の大迫力!!!

15日間にも渡るロングラン!「山笠があるけん、博多タイ!」といわれる、博多っ子には絶対に欠かせない盛大なお祭りなんです!

山笠の起源は1241年といわれています(※諸説あります)。

当時、博多の町には疫病が流行していました。疫病除去のため、聖一国師(しょうちこくじ)が、施餓鬼棚(せがきだな/みなさんはお盆の時などに見たことがあるかもしれません。餓鬼霊にささやかなお供え物を施す為の棚のこと)に棒を通したものに乗り、

祈祷水をまいて博多市中を回って【悪疫退散】を祈願したのが始まりだといわれています。

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2018年で誕生から777年が経過する、伝統ある博多の祭りのひとつです。「ユネスコ無形文化遺産」にも登録されています。

山笠には、7つの“流”がある

山笠は、“7つの流(ながれ)”(祭礼などの自治組織)に分かれています。

毎年7月15日に行われる「追い山笠」では、男衆が山笠を担ぎ、博多の町を30分にも渡り大疾走!“流”ごとに立派な奉納を競い合うんです。

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“流”が7つある理由は、鎌倉〜室町〜戦国時代に。

海に近い博多の町は「大陸貿易」の地として栄え、それ故に戦国大名・豪族の争奪の場となり、焼け野原となりました。

その後、豊臣秀吉によって「太閤町割」と呼ばれる都市計画が行われています。

その際の町割りが、現在の“7つの流”(中洲流・西流・千代流・恵比寿流・土居流・大黒流・東流)のルーツになっているんです。

法被姿は博多の正装!

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山笠の時に着られる法被には2種類あります。1つは、実際に山舁きのとき着用する「水法被」。もう1つは「長法被(当番法被)」です。

6月1日から祭り終了まで着用が認められる「長法被」は、流れごとにデザインが違います。一目でどの流れか分かりますね!

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ちなみに「長法被」は、山笠期間中の「博多の正装」として、冠婚葬祭の正装として認められているそうです。一流ホテルにも堂々と出入りOK!

この「長法被」を着ているおじさま方、すっごく格好良く見えるんですよね〜♡やっぱり特別です!

山笠の“櫛田入り(くしだいり)”が見所!

博多っ子には「お櫛田さん」として親しまれている「櫛田神社」(←取材記事もおススメ ※準備中)。

7月15日に行われる、山笠の一番の見せ場といっても過言ではない「追い山笠」。

大太鼓の合図で、早朝4時59分に、7つある“流”のうちの一番山笠がスタート。「ヤー!」とのかけ声をあげ、迫力満点の「櫛田入り」を披露します。櫛田神社内の清道を回り、出て行くまで112m。

毎年順番に入れ替わる一番山笠のみが「博多祝い唄」を披露します。

山笠豆知識

今回は、明治・大正期を中心とした博多の暮らしと文化にふれる「博多町家ふるさと館」の学芸員:山田 広明さんに取材を受けていただきました!

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山田さんが、山笠の豆知識を教えてくださいましたよ!

その①えっ?!これを担いでたの?!昔はもっともっと高かったんです!

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現在は「見せる山笠」の「飾り山」。その高さはなんと10mを超えています!迫力ある〜。

「昔はこの高さ以上の山笠を担いでいたんですよ。」と山田さん。え、うそ〜!!!

電線や電話線が張られ、山笠の高さはだんだんと低くなり、市内電車が走り出してからは架線に引っかけないよう、ますます高さが低くなり、舁き山笠と飾り山笠に分離したのだそうです。

またスゴい迫力だったでしょうね!

その②山笠中はきゅうりを食べてはいけない?!

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山笠トリビアです。笑 山笠中は野菜の「きゅうり」を食べてはいけない決まりがあるのをご存知でしたか?

櫛田神社の「祇園様の神紋(神社における家紋)」は木瓜(ぼけ)の花。

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きゅうりを切った断面が神紋に似ていることから、山笠の期間中は食べてはいけない決まりになっているそうです。

夏こそおいしいのに…きゅうり…。

2018年の山笠の期間はいつ?

今年も、 7月1日(日)〜7月15日(日)まで!(毎年期間は一緒。)

【山笠イベントスケジュール】

 7月1日〜7月14日 飾り山一般公開 ← 期間中はいつでも見られるので観光にもおススメ!
 7月1日・7月9日  お汐井(おしおい)取り
 7月10日  流舁き
 7月11日  朝山(早朝)
 7月11日  他流舁き
 7月12日  追山ならし
 7月13日  集団山見せ
 7月14日  流舁き
 7月15日  追い山  ← 迫力ある、山笠一番の見せ場です!

福岡・博多イベントの「博多祇園山笠」!ぜひ訪れてください!

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ぜひ、福岡・博多に来たのなら、時期を合わせて「博多祇園山笠」へ!目の前で見た時の迫力は鳥肌もの!大満足して帰れるはずです♪

こっそり福岡人のあなたも!笑 まだ行ったことがないならぜひ行きましょう!!!

【博多町家ふるさと館】福岡・博多のことを知りたいなら!

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明治・大正期を中心とした博多の暮らしと文化にふれることができる「博多町家ふるさと館」。

今回の「博多3大祭り」のことも、学芸員:山田 広明さんに丁寧にわかりやすく教えていただきました!ありがとうございました♪

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博多の伝統的な工芸にも触れられる♪

福岡の伝統的工芸品・博多織の見学や、

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博多張子の体験なども出来ます。

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体験内容・日時など詳しくはコチラ(ふるさと館HPへ)>>

博多のお土産も一緒に買って帰れる♪

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「博多町家ふるさと館」のみやげ処には、博多らしいお土産がズラリ!

博多織のポーチや…

買い求めやすい博多織のポーチや

山笠ステッカー

山笠ステッカー

博多人形

本格派の博多人形

博多曲物まで!

博多曲物まで!

福岡・博多に観光に来たなら、ぜひお立ち寄りくださいね!

【博多町家ふるさと館】アクセスなど

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■住所:〒812-0039 福岡市博多区冷泉町6-10

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■TEL:092-281-7761

※詳細はHPをご覧ください。

■HP:http://www.hakatamachiya.com/

併せて読みたい!福岡・博多の魅力ご紹介

櫛田神社|福岡・博多観光なら必須!ご利益や歴史込みの回り方ガイド【初心者向】

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福岡・博多に観光に来るなら、博多三大祭り(山笠・どんたく・放生会)は欠かせません!

■【博多祇園山笠】福岡名物イベント!観光中に見たい!博多三大祭り①(この記事)

【博多どんたく】福岡の名物イベント!観光中に見たい!博多三大祭り②

【放生会】福岡・博多の名物イベント!観光中に見たい!博多三大祭り③


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