関門海峡産あかもく|シャキシャキ鮮やか、粘り気豊富!北九州・漁師藤島の挑戦|福岡県

福岡県北九州市のオススメ!絶品“関門海峡産あかもく”を知っていますか?
最近はTVなどでも話題になることが多くなったアカモク。
アカモクはワカメや昆布やひじきなどと同じく、 褐藻類(ヒバマタ目ホンダワラ科)に属する海藻です。

さっと茹で細かく刻んで食べると、独特のシャキシャキした食感が楽しめます。
ミネラルや話題のフコイダンなどの栄養素を豊富に含んでおり、食物繊維やポリフェノールも豊富。健康に気を使っている方の中にはすでに日々の食卓に取り入れている方がいらっしゃるかもしれませんね。

関門海峡産(福岡県北九州市)あかもくがおいしい!
じつは、福岡県北九州市でも「関門海峡産あかもく」が収穫されています。このことは、福岡県民の方でも「知らなかった!」と答える方が多いのでは?

それもそのはず。この関門海峡産あかもくは、漁師の藤島さんご一家によって生産量や販売数をコツコツと増やされてきたのです。

比較的全国的に収穫が可能なあかもくですが、関門海峡産あかもくには独自の特徴があり、産直市場で10個まとめ買いしていくほどファンになる方も多いんですって!

今回は、この福岡県北九州市の関門海峡産あかもく漁師の藤島さんご一家に取材してきました。
関門海峡産(福岡県北九州市)あかもくの美味しさ、4つの理由
では一体どのような特徴があるのでしょうか。私たちも実際に食べてみてわかったおいしさの理由は4つあります。
1、歯ごたえシャキシャキ!

専用の機械で“2度挽き”します。口に入れて噛んだ瞬間の「シャキッ」とした食感がとても良いんです!
2、鮮やかな緑色!

生のあかもくをお湯に入れると…茹でた瞬間、鮮やかな緑色に!この緑色が鮮やかなままパック詰めされているんです。見た目からおいしそ~!
3、しっかりした粘り気!

ねばねば好きにはたまらない、このしっかりとした粘り気!トロ~リとすごい!体にいいものを食べているな~としみじみ感じてしまいます。
4、海藻の味が濃い!

ポン酢をかけて食べても負けません。あかもく本来の海藻の味が楽しめます。
関門海峡産(福岡県北九州市)あかもくが美味しい理由は海を畑のように?!
藤島さんの関門海峡産あかもくのおいしさには理由がありました。海の環境を畑のように。
1、平松の海の流れが速いから

関門海峡にいくつかある漁港の中で、あかもくを育てているのは“平松”地区。こちらの海は、下関側との関係で幅が狭く、流れが速いのが特徴。
流れの速さに負けないよう、あかもくは地面にしっかりと根を張り、力強く育ちます。これが、シャキシャキ感の秘訣です。
ちなみに藤島さんは、夏には「関門海峡たこ」の漁師でもあります。

関門海峡たこの特徴は、同じく平松の海の流れの速さが影響しており“足が短くて筋肉質で食感が良い”こと。吸盤で、地面にしっかりと張り付いておかないといけないからです。

これらの特徴から、平松の海があかもくやたこにどんな影響を与えているのかがわかるのではないでしょうか。
2、収穫する時期を見極めているから
藤島さんたちが定めるあかもくの収穫時期は、5月の連休があけておよそ1週間程度。その間に、1年分の販売量を収穫してしまいます。

その理由はあかもくの“胞子”が育つ最適の時期を見極めているから。わざわざ時期を狙って短期間に行うのは“シャキシャキ感と粘り気が出る”から。

通常、あかもくの収穫に対して胞子が出ているかを気にする方はあまりいないのだそうです。じつは、藤島さんたちが胞子を大切にしている理由がもうひとつありました。
関門海峡産(福岡県北九州市)あかもくを育て、守っていきたい

関門海峡の海であかもくが自然に生えているのを見つけた漁師の藤島さん。その際、知人に「あかもくの胞子に石を付けて海にまた投げ込んでおいたらもっと広がっていくよ」とアドバイスを受けたそうです。

そこで、関門海峡の中でもいくつかの地域でテストしたところ、一部の地域で根付き、新たにあかもくを増やすことに成功しました。
「あかもくを関門海峡の特産品にしよう」

漁師の中でも新しいことにどんどんチャレンジしていくタイプであり、若手の藤島さんは、そう考えたそうです。
「全部を収穫しきってしまわないように、胞子が育った後に収穫しないといけません」

それは来年また、あかもくが生えて来られる土壌を整えるため。胞子が適正に育っている時期のみに収穫を行うのは、通常よりも時期がグッと絞られ大変です。
自然に生えているものを収穫し、天然物を出荷するのが当たり前のあかもくですが、関門海峡産のあかもくは、そもそも藤島さんの地道な植え付け活動からスタートしているのです。

これは、関門海峡の新たな特産品を生み出すための活動なのです。
漁師一家の安心安全への取り組み

あかもくを処理する環境には、人一倍気を使われている藤島さんご一家。作業は主にご夫人のナルミさんが行っています。


関門海峡産あかもくのおいしい食べ方レシピ4選!
ポン酢をかけてそのまま!もちろんホカホカご飯にも!だけどその他にも美味しい食べ方がたくさんあるんです♪
気軽にチャレンジしていただけるよう、私たちも実際に料理してみました!

中でもおススメのレシピを4つご紹介します♪
【 卵と相性◎!】 チーズオムレツ

◇材料 (1人前) ◇ 卵/3個、ブラックペッパー/少々、関門海峡産あかもく/大さじ3、チーズ/ふたつかみ程度
- ボウルで卵をほぐす
- 1に残りの材料を全て入れて混ぜる
- 小さめのフライパンを強火で熱し、多めのサラダ油を敷く
- 2をフライパンへ注ぎ、半熟になるまで菜箸でかき混ぜる
- フライ返しで片側に寄せる
- ある程度固まったらひっくり返す
【お手軽】お子様大好き!お好み焼き

◇材料 (1人前) ◇ お好み焼き粉/100g、キャベツ/4分の1玉、関門海峡産あかもく/大さじ3程度(お好みでOK)
- ボウルにお水とお好み焼き粉を入れてダマにならないように混ぜる
- 1に他の材料を全て入れて混ぜる
- フライパンに多めの油を敷き、2を入れる
- ある程度焼き目がついたらひっくり返す
- もう片面も焼けたら取り出す
【豚しゃぶサラダ】 ポン酢とさっぱり!

◇材料 (1人前)◇レタス/お好みの枚数、キュウリ/2分の1本、ポン酢/大さじ3、関門海峡産あかもく/大さじ3、青じそドレッシング/小さじ2
- レタスをちぎり、キュウリを切って器に盛り付けておく
- 豚肉を茹で、冷水に入れて締める
- ポン酢、関門海峡産あかもく、青じそドレッシングを混ぜておく
- 1に2を載せ、3をかけたら完成
【豆腐あんかけ】トロミの相性が最高!

◇材料 (1人前)◇ 豆腐/3個パックのサイズなら1丁(150g)、 関門海峡産あかもく/大さじ3 、白だし/大さじ1
- 湯豆腐か、レンジでチンした豆腐(500wで2-3分) を準備します
- 豆腐を器に盛ります
- 白だしと水を混ぜ、火を止めた後に関門海峡産あかもくを加えます
- 1に2をかけて完成
関門海峡産(福岡県北九州市)あかもくをぜひ味わってみてください!

シャキシャキで、鮮やかな緑色が美しく、粘り気豊富で、海藻の味がしっかりする「関門海峡産あかもく」。
藤島さん一家の未来への想いも込められています!是非、味わってみてくださいね♪
関門海峡産(福岡県北九州市)アカモク販売SHOP
AND THE SOIL.(福岡市中央区)

- 住所:福岡市中央区高砂2-6-1(日赤通り沿い、駐車場有)
- TEL:092-791-7825
- 定休日:年末年始
- 営業時間:10:00~21:00
- AND THE SOIL.公式サイト>>>
◆関門海峡産あかもく◆製造元
株式会社叶 福岡県北九州市戸畑区牧山4丁目26-43
◇ この記事は、中小企業地域資源活用促進事業の助成金を活用して作成しています。