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2020-02-02

タケマン|糸島市放置竹林解決に向けて。メンマメーカーの取組み


今回は、福岡市のお隣である福岡県糸島市で放置竹林の課題解決へと尽力する株式会社タケマンさんの取り組みをご紹介します。

◆メンマ収穫参考記事はこちら ◆

さて、なぜこのような活動が必要なのか?どんな問題が私たちの身近にあるのか?お伝えしたいと思います。

皆さん、少しの時間、ぜひお付き合いください。

放置竹林問題のこと

日本中で、放置竹林が問題になっていることをご存知ですか?

平成19年、平成24年のデータによると、なかでも福岡県は竹林面積が全国3位に位置している県です。 (※資料 – 林野庁「森林資源の現状」)

近代に筍(たけのこ)栽培や竹材を目的として日本に移入された外来種の孟宗竹。しかし、筍の輸入増加、建築資材などで使用されていた国産竹材の需要低下、高齢化などで竹林管理者が減少しているなどの理由から、竹林の整備がなされなくなってきている現状があります。

繁殖力が強い孟宗竹は、既存の植生を破壊してしまう、根の張り方が浅いことから崖崩れが起きやすくなるなど、多くの竹害を発生させます。

全国的にも問題になっている放置竹林問題。福岡県糸島市には、この問題を解決に導こうと努力を重ねるメンマメーカーが存在します。

糸島市|メンマメーカータケマンの放置竹林解決への取り組み

福岡県糸島市加布里に工場を構える「株式会社タケマン」さん。 「本気でめんまを作っている会社です!」というキャッチコピーを掲げ、 全国のラーメン店などに商品を卸すメンマメーカーです。

日本に流通するメンマの約99%が外国産である中、純国産の糸島産メンマを製造し、販売する取り組みを行っています。

放置竹林問題の解決にも繋がっている3つの取り組みをご紹介します。

取り組み1、糸島産メンマのラーメン店への業務用販売

メンマといえばラーメンの上に乗っている姿を想像する方が多いはず。ですが、やはりその多くは海外産なのです。

「株式会社タケマン」さんは、

  • メンマ特有の臭みがない
  • シャキシャキとした歯ごたえ

これらの特徴を持った純国産の糸島メンマを、全国のこだわりを持つラーメン店へと販売しています。

取り組み2、糸島産メンマの小売り商品開発

写真左「純国産 糸島めんま 赤(648円/税込)」、 写真左「純国産 糸島めんま 黒(648円/税込)」

小売店用の商品を開発することで、純国産の糸島メンマが一般の消費者の手に取られる機会を生み出せます。

そして、百貨店などの店舗や駅のおみやげ売り場などに商品が並ぶことで、より多くの消費者へ純国産の糸島メンマをPRする機会が出来ます。

贈り物にしやすい糸島産メンマのセット商品も「 ギフトBOX 3個セット(2,236円/税込)」

取り組み3、【博多BARIMEN(バリメン)】博多女子高校生との商品開発

地域や学生と連携した取り組みとして、糸島市、博多女子高等学校と「糸島産メンマ」を用いた新商品の開発も行っています。それがこちらの「博多BARIMEN」です。

博多女子高校生は、現地を訪れるなど放置竹林問題を深く学びました。そして「博多BARIMEN」の商品開発を行い、イベントなどでの販売促進、メディアへのPR、営業活動などを彼女たち自身で行っています。

活動が放置竹林問題の解決に繋がっていることを理解し、活動へ関わる人々へ伝えています。

JR吉塚駅コンコースでの販売の様子

放置竹林問題の解決へ向けて

大きくなる前の竹を原材料として製造されている国産メンマ。育ってしまった竹を伐採するよりも収穫に力がいらないことから、竹林整備の作業効率を上げられる一面があります。

女性の力でもスパッと切れるそう

商品がみなさんに購入・消費されればされるほど竹の収穫量が増えることから、将来的には糸島市の放置竹林問題の解決に繋がっていく、大きな可能性を秘めた商品なのです。

現状の課題‐収穫時のマンパワー不足

そんな素晴らしい取り組みの中で、いま課題となっているのは人材不足

メンマ製造の最初の行程である“竹を山から切り出し、運ぶ作業を行う人材”が圧倒的に不足しているのです。

メンマ製造の行程。1の収穫に人手が必要です

糸島市の放置竹林問題解決への取り組みを継続するため、今後は下記の課題を解決していく必要があります。

課題1、活動時期が限定される

原材料である竹の収穫時期は限られており、4月下旬~6月上旬頃まで。期間が限定されるため、年間を通して安定した収入を確保できないのが現状です。

課題2、役割分担が必要

約2m近くある竹を切り倒す作業まではある程度誰でも可能ですが、切り出した竹をまとめて運び出す作業には相当の力が必要。各工程ごとに、適切な役割分担を行う必要があります。

取り組みの意義

「株式会社タケマン」さんの糸島産メンマ製造の先にあるのは、

ただの消費ではなく、地域への貢献や、全国的にも問題になっている放置竹林の課題解決です。

また、例えば、とある国の少数民族の村では、産業やモノづくりの技術がなく、学校で教育を受ける環境がありません。でも、メンマになる竹はたくさんあります。

メンマの製造技術を海外に伝えれば、世界中の課題解決にも繋がっていきます。

私たちは 持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

株式会社タケマンさんが作った竹林問題課題解決のロールモデルを日本や世界に展開すれば、様々な国や地域が助かるのです。

◆メンマ収穫参考記事はこちら ◆

【タケマンの純国産メンマを食べて】課題解決を応援できる!

どうですか?糸島市の放置竹林問題に興味を持っていただけたでしょうか。

もし「実際に食べてみたい!」「もっと知りたい!」という方は、ぜひ一度お手に取られるところから始めてみてくださいね。

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タケマン×博多女子高校|これまでの取り組み


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