2018-05-14
英一郎製磁・森永英一郎氏優秀賞受賞【第32回萬古陶磁器コンペ2018】
伝統工芸品に指定されている四日市の萬古焼。
『第32回萬古陶磁器コンペ2018』が開催され、萬古焼創始者・沼波弄山翁の生誕300年を記念する今年のテーマは原点に戻り「急須」。
今春、全国公募が始まり、その中から英一郎製磁/磁器彫刻作家・森永英一郎氏(福岡県春日市)『ゆらQゆら丸急須湯のみセット』が優秀賞受賞。2018年5月12日に授賞式が行われました。
「注いでいる時の美しさにこだわった」と話す森永英一郎氏。
左右非対称な丸みを帯びたフォルムが暖かみを感じさせる作品。
【作品評】
ゆらりとした優しくおだやかなフォルムが魅力的である。鋳込み技法を活かし、ボディと一体になった取っ手、そして全体の仕上げはプロフェッショナルである。持ち易く、そそぎ易く、使う人にやすらぎを与える美しい注器である。
【審査委員】 長井千春(愛知県立芸術大学准教授)
この他の2作品も同時入選している。
睡蓮 酒器・杯セット
とっくり&おちょこエッグセット
注目を集めるお花のお骨壷
英一郎氏は陶芸家であり、彫刻家である。今、全国から注目されはじめているのは2つを同時に表現する英一郎氏のお骨壷。
日比谷花壇本社(東京)でも展示され、注文も受け付けている。
独自の世界観を創る磁器彫刻作家・森永英一郎氏
無彩の白磁に彫刻的なアプローチを試み、従来の焼き物のイメージにとらわれない独自の作風を確立。
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