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2022-05-06

おしゃれでインテリアに合う桐たんす選びなら!大川家具・丸田木工


人生の中で、質の良い家具、一生モノの家具を選びたくなる瞬間ってあると思うんです。初めての一人暮らしをするとき、パートナーと一緒に暮らし始めるとき、家族が増えたとき…。

中でも“たんす”は日々、手を触れて使う、使用頻度の高い家具です。だからこそ、一生モノを選んでも良いのではないでしょうか。

福岡県の南部に位置する大川市は、家具の一大産地として有名ですがご存知ですか?

今回は、そんな大川市で創業して約60年。一生モノの素敵な“たんす”を見つけることが出来る「丸田木工」さんをご紹介します!

大川家具とは?

大川市は、国内・家具5大産地のひとつ。

筑後川の河口に位置し、室町時代後期には、大分県の日田から川を渡ってやってくる木材の集積所でした。そこで大川家具の開祖といわれ、船大工であった榎津久米之介が、その技術を用いて指物(さしもの / 板をさしあわせて作った家具や器具)を作り始めたのが大川家具の起源とされています。

明治時代には町 (※当時の大川町) 全体の4分の1を「木工関係者」が占めていました。大正時代には鉄道が整備されたことにより、大川家具の販路が拡大し、売上も向上。戦後には、国より「重要木工集団地」としての指定も受けています。

現在でも、 家具生産高日本一の産地として、古くからの技術や伝統を引き継ぎながらも新しい挑戦、家具作りを続けています。

丸田木工

今回は、「丸田木工」代表取締役:丸田 真大さん、営業:丸田 雄大さんにお話しを伺いました。

代表取締役:丸田 真大さん(写真左) 、 営業:丸田 雄大さん (写真右)

「丸田木工」は、「鹿児島県立加治木工業高等学校 木工科」に通っていた初代: 丸田清輝さんが「家具作りが盛んな大川へ学校行事で訪れた」ことをきっかけに、大川の家具職人へ弟子入りし、始まりました。

西洋化が進む前、布団が主な寝具であった会社の設立初期は、「夜具入れ(布団たんす)」を作ることを中心に行い、その後「婚礼家具」をメインに作るようになった「丸田木工」さん。

「丸田木工」さんの婚礼家具1
「丸田木工」さんの婚礼家具2

(嫁入り道具の種類は地域によっても違いがあるそうですが) 当時は「鏡台」「食器棚」「たんす」の3つを嫁入り道具として購入するのが恒例で、特に「毎日使うたんすには、特に良いものを購入したほうが良い」とも言われていたそう。

ですが時代が進むにつれ、バブル景気には特によく売れていたという「婚礼家具」も、購入する方が減少していきました。

そこで「婚礼家具」を作っていた職人の知識と技術を活かして、現代に合うものを作ろう!と、「丸田木工」さんは考えたそうです。

家具の継ぎ目ひとつひとつにも職人の技術が使われていました

現在は、技術に加えてデザイン性も追求し、現代のライフスタイルに合った質の良い家具作りを行っています。

丸田木工の箪笥(たんす)のこだわり

☆重要:引き出しは、桐を箱組み

たんすを買うときにまず見て欲しいのは“引き出し”の構造だそう。

ここで2つの写真を見比べてみます。片方は、 前板に箱状の引き出し内部材がネジ留めされています。こちらが「箱組」という組み立て方です。

対して箱組でない引き出しは、前板に「コ」の字状の引き出し内部材が付きます。

箱組の場合は前板と引き出し内部材が「面」で接合されているのに対し、箱組でない場合は「線」で接合されます。

「箱組」の場合、前板が面でつけられているため、強度が増します。また、四面を桐素材で囲まれているため、衣服を守る“防虫・防湿性”にも優れているそうです。

一貫した自社製造

「丸田木工」さんでは、企画・開発・設計~木取り・加工・組立・塗装までを全て自社内で行っています。

それは他の会社にはない「新しい生活スタイルの提案を発想」するのと同時に「最後の詰めまで仕上がりを追求する」ため。

一貫した自社工場生産が「丸田木工」の家具のデザイン性の高さ、質の高さを生み出しています。

引き出しが飛び出す?!職人の技術力

この写真、どんな瞬間を写しているものか分かりますか?

じつは、上の引き出しを閉めたとき、下の引き出しが飛び出してきた瞬間なんです!

「いいたんすには隙間がないから、中身が空の状態で引き出しを閉めたときには、空気の圧で他の引き出しが飛び出てくるんですよ」

と、丸田さん。えー!すごい!思わず私も「やってみていいですか?!」と聞いて何回も開け閉めしちゃいました。笑

「隙間はない。でも、開け閉めしたときに引っかかったりもしない。日々、ストレスなくたんすを使える…それが職人の技なんですよ」

取材の日も、工場では職人さんが何度も引き出しの微調整を繰り返していらっしゃいました。

これがプロの技であり、丸田木工さんの家具の質を高めている秘訣なんですね…!

モダンなデザイン

「うわ~!かわいい~!」と、思わず口をついて出てしまうほど可愛いたんすたち!現地に行った取材陣たちも本物をみて大興奮でした!

これからお客様の元へ旅立っていく家具たち

主に代表と営業の方2名で考案しているというデザイン。このモダンなかわいさのアイディアの秘訣を伺うと…

「いいものを沢山見て目を肥やすこと!たとえ海外でも、現地に飛び込んで、本物を見て、素敵なデザインを研究すること!」

とのこと…!その探求心から、これからもおしゃれで素敵な家具がたくさん登場するのでしょうね~。楽しみです!

丸田木工|人気の大川家具・箪笥

ここで「丸田木工」さんで人気のたんすと、ちょっと変わった家具をご紹介します!

ポポロ

引き出しのこだわりはもちろん、表面のデザインが温故知新?!高級無垢材の素材を活かして、現代風にアレンジ・デザインした、柔らかいウェーブが特徴のたんすです。

横から見るときれいな丸味がついています。これも職人の技が為せるワザ!

表面の無垢材に思わず手を触れてみたくなる愛らしさです。

マドレーヌ

婚礼家具を作るときのひとつの技術である「スウィング加工」を用い、やわらかな曲線美に可愛らしい彫刻を施してあります。

かつての婚礼家具のレトロな可愛らしさを残しつつ、現代のインテリアにも合うデザインになっています。

フィット

クローゼット収納専用のたんすです。

人目に触れるところに置くわけではないけれど、毎日開け閉めするクローゼットの中のたんす。

引っかかる、すべるなど、開け閉めの小さなストレスがなくなると日々が少し快適になりますよ。その使い心地を気に入るお客様が多いそうです。

☆びっくり!これが仏壇?!

この家具、なんだと思いますか? ……これ実は、仏壇なんです!

扉を閉めてしまうと、おしゃれな棚にしか見えませんね。

仏間がある家が少なくなった現代でも、リビングなど、部屋の片隅に置けるおしゃれな仏壇です。

オーダーやリピーターさんも多い丸田木工の家具たち

「丸田木工」さんには、その技術力に惹かれてオーダーメイドの家具を頼むお客さまも多いそう。

また「質が良い家具を使い続けていたから、目が肥えてしまったの。だから新しいものも、婚礼家具を買ったところでもう一度買うことにしました」と、再度購入に来てくださる方もいらっしゃるのだとか。

よ~く見ると木目まで揃えてある家具たち。これらの手間ひまが永く使いたくなる秘訣です。

何十年も使い続けた方がもう一度来てくださるなんて…本当に「丸田木工」さんの家具の使い心地やデザインを気に入られていらっしゃったんでしょうね。

永く大切に使われていく家具が並ぶ家…とっても素敵な日々の暮らしです。

毎日使う「箪笥」を丸田木工さんの大川家具に

毎日手を触れて使うたんすに、質が良い一生モノを選びたいなら「丸田木工」さんへ。

長年培われてきた技術が生み出す質の良さに加え、現代のインテリアにも合うモダンなデザインだからこそ、長く使える素敵なたんすが見つかるはず。

ぜひ、あなたの“一生モノ”を見つけてくださいね。

丸田木工|インフォメーション

住所: 〒831-0041 福岡県大川市大字小保712-10

TEL: 0944-88-1313

☆丸田木工| (協)インテリアポート「エルバーレ」 ショールームのご案内

住所: 〒831-0021 福岡県大川市大字大橋266

TEL: 0944-87-3539

営業時間: 9:00~17:30

定休日: 9:00~17:30


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