【第5回】-岩屋神社!福岡パワースポット 隕石落下が起源?!【九州北部豪雨災害のあと。東峰村・朝倉市特集】
「来てくださる方・参拝してくださる方が増えたらいいね。村のみんなで手入れとか修繕をして神社を維持していくのは、もう、ホントに大変なんだけどねえ。笑」
総代の熊谷さん、チャーミング!笑 だけど「大変だけど、神社を僕らが守らないとね。」という心に秘めたお気持ちが、記者には伝わってきましたよ。
第3回【岩屋神社 総代:熊谷武夫さん】
「僕はもう総代(神社の氏子のまとめ役のこと)として8年目。岩屋神社の様々な行事のことも全て覚えてしまいましたね。」
東峰村、朝倉市を特集でお伝えする企画の第3回目に私達がお話を伺ったのは、福岡県東峰村のパワースポットと名高く、積み重ねてきた歴史はなんと古墳時代から…!
「岩屋神社」の総代:熊谷武夫さんです。
総代:熊谷武夫さんに聞きました!福岡県東峰村のパワースポット「岩屋神社」。ココが魅力!
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今回の記事では、まず、東峰村のパワースポット「岩屋神社」の4つの魅力を、ひとつずつお伝えしていきます。
福岡県東峰村のパワースポット「岩屋神社」の魅力①
532年より深い歴史のある神社
国の重要文化財にも指定されている「岩屋神社」は、532年(なんと古墳時代!)から存在する、歴史の深い神社です。
宝珠山という地名の由来になった「宝珠石」というご神体が祀られています。
また、「岩屋神社」を含む付近一帯の岩屋公園は【耶馬日田英彦山国定公園】の一部に含まれ、天然記念物の奇岩群が数多く存在しています。
かつては山中で修行をする修験道の行者「山伏(やまぶし)」の修行場のひとつでもありました。
福岡県東峰村のパワースポット「岩屋神社」の魅力②
隕石が落ちてきたのが始まりで神秘的!
547年の欽明天皇時代に、突然岩屋に光り輝くものが降ってきました。社僧はこの隕石を「宝玉石」と名づけ、ご神体として神殿を造りました。
宝珠石は、かつて山伏の崇拝の対象でもあったそうです。
大化4年(648年)には村人に「星の宝・宝珠石を茅薦(かやこも)で包んでまつれ」と神のお告げがあり、それ以降閏年(4年に1回)の10月19日に「薦替えの儀」が行われています。
中を見ると「目が潰れる」といわれており、薦替えの際も目隠し・口に榊の葉を咥えて行うそう!
いまだ見たものはいないのだとか…!
福岡県東峰村のパワースポット「岩屋神社」の魅力③
自然への畏怖を感じる神社
「岩屋神社本殿」は、奇岩群のひとつの「権現岩」の窪みを利用して作られています。
この、自然と一体化した見事な建てられ方…!記者は神社を作られた皆さんの、自然への敬意をこの場所に立って実感しました。
人のやり方に自然を無理やり合わせるのではなく、自然の作り出した形に人がやり方を合わせたのではないかと思います。
それくらい、自然の作り出す大きな奇岩に、畏怖を感じ、崇拝されていたのではないのでしょうか?
福岡県東峰村のパワースポット「岩屋神社」の魅力④
自然が美しい
県指定の天然記念物の植物達が随所にあります。
高さ33m、幹周り9.0m、推定樹齢600年〜700年の大イチョウや…
高さ18m、幹周り1.8mのオオツバキや…
日本では他に長崎県対馬にしかない玄海ツツジなど…。
四季折々の植物達が、参拝に来られた方の目を楽しませてくれます。
参拝に来られる方が増えたら嬉しいね。
「岩屋神社」の魅力をお聞きした後、「九州北部豪雨災害の後、私達は何が出来ますか?率直に教えていただけませんか?」と、記者は聞いてみました。
「岩屋神社に来てくださる方・参拝してくださる方が増えたらいいね。」
と、熊谷さんは仰っていました。
「村のみんなで、神社のしめ縄の新しいものを制作して付け替えたり、多くの行事の準備をするのは大変。
僕は総代も8年目だから、全部の行事を覚えてしまったけれど、総代は3年毎で来年で一区切りつくから、これからは若い人にも覚えてもらわないとね。」
熊谷さんのこのお言葉から記者は、「大変だけど、神社を僕らが守らないとね。」という秘めたる意思を感じましたよ。
福岡県東峰村のパワースポット「岩屋神社」アクセス・住所・営業時間など
住所:〒838-1701 朝倉郡東峰村大字宝珠山4141
TEL:0946-74-2311(東峰村役場:企画振興課)
駐車場:あり・10台
【アクセス】
※現在はJR日田彦山線が運行しておりませんので、お車でお越しください。
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