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2017-11-10

【第2回】-東峰村澁谷村長【九州北部豪雨災害のあと。東峰村・朝倉市特集】


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「災害復旧と、地方創生は、同時にすることがとても大切なんだよ。僕たちは、この状況をチャンスと捉えないといけないんだ。」

東峰村の発展を心から考えている澁谷村長の口から出た言葉は、「本当にその通りだな。」と記者の私の心に訴えかけてきました。

 

第2回【東峰村村長:澁谷博昭さん】

東峰村・朝倉市を特集でお伝えする企画の第2回目に私達がお話を伺ったのは、村の選挙に無投票で当選後、2期目の任務を遂行中の、東峰村村長:澁谷博昭さんです。

● 災害復旧がまずは最優先

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「今は何よりも、災害復旧が第一。例えば、JR日田彦山線が通っているか通っていないかで、この村の環境は随分変わってしまう。学生たちは、列車がなければ久留米の学校に通えなくなってしまうからね。」

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5年先までは、まずは災害復興が第一だと考えています。」

 

● 地方創生は災害復興と同時に行う

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「そして、災害が起こる前まで私達が取り組んできた『地方創生』。今は、災害復旧が第一なので一時中断しているけれども、だけどこれは、必ず災害復旧と同時進行でしなければならないんだよ。それはね、いざ災害復旧が終わりました…だけどやっとのことでスタート地点に戻れた私たちに、これからやることは、何も残っていませんでした…。という事態を防ぐためにね。」

東峰村には特産品と文化がある

「東峰村は小石原と宝珠山で村の特長が全然違う」
※2005年、旧小石原村と旧宝珠山村が合併して誕生したのが東峰村。

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「宝珠山には、柚子と、本当においしい棚田米と、岩屋湧水があるから、それらを用いた6次化プロジェクトをしなければいけないと思ったんだよね。商品という”モノ”があればそれを販売し、利益を生み出すことができる。そして、商品を作る過程の柚子の皮を剥く作業やパック詰めの作業などは、地域の人にとっての仕事になる。

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小石原には小石原焼民陶むら祭では、渋滞が起きるくらい期間中はたくさんの人が福岡県内からだけではなく全国から東峰村に足を運んでくれる。

そしてそれらの商品が東峰村のブランドを作っていく。東峰村の人に仕事があり、お金を稼いで、ここで毎日を暮らしていけること。それが大事だよね。

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「また、東峰村には、532年から1450年以上の長い歴史がある岩屋神社、日田彦山線が走っている、めがね橋などの積み重ねてきた文化があります。それを私達が自ら発信して伝え、知ってもらい、東峰村に外から来てもらえたら良いよね。

だってここは、北九州からも久留米からも福岡からも1時間半程度で来れてしまうから。地理的にはすごく良い場所にあるので、もっと発展できるはずなんです。」

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僕は、ヨソ者だから良いんだ。

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「僕は生まれは東峰村だけど、外に出て働いて帰ってきました。だから、ある意味ここではヨソ者扱いなんだよね。

だけど、それが良い。色々なものを見て来た分だけ、外からの全く違う視点で、新しい提案が出来るから。これから、様々な価値観を持った人材が集まり、また、村からも生まれることを望んでいます。

だから、村の役場の人間にはよく言っているんですよ。『とにかく外を見て勉強して来い!』って。笑」

 

この災害をチャンスと捉えよう。新しい発想を生むために

「僕たちは、今回のこの九州北部豪雨災害を、チャンスだと捉えないとといけないと思うんだよ。その前向きな気持ちが、新しい発想を生むことに繋がり、本当の地方創生になると思うから。

とにかく、人材に育って欲しいし、来て欲しいな。それが今の目標。記者さん、東峰村に来る?笑」

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澁谷村長、私にはあまりにも恐れ多いです!笑


ピンチはチャンスと良くいいますが、それを実行できる人・実現できる人は、実際はかなり少ないのではないでしょうか?

澁谷村長は、自らが先頭に立ち、それを現実に変えようと奮闘している方。記者は、そのように感じました。

 

澁谷村長の穏やかな瞳の中に宿る、強い光には東峰村の強さと、優しさがありました。

皆さんもぜひ東峰村へ。

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■「九州北部豪雨のあと、みなさんに会いに。」東峰村・朝倉市特集ページへ>>>

 

 


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