モア・ハウス|主婦が開発!福岡県大木町の旨み抜群きのこアンチョビガーリック
大木町がきのこの産地って知っていますか?
きのこ農家だから作れた「モア・ハウス」きのこ加工品の魅力
福岡県の南西部に位置する大木町。
福岡県福岡市から電車で1時間ほどの場所にあり、あたたかく穏やかな気候と豊かな自然に恵まれた町です。
あまり知られていませんが、大木町は西日本一のきのこの産地。中でもしめじの生産量は、全国で第3位を誇ります。
きのこ農家の多い大木町で、ぶなしめじを生産しきのこの加工品を作られている「モア・ハウス」さん。
なんと4人の主婦が起業し、スタッフさんも全員ママ。女性だけで、きのこ作りに取り組まれています。
今回は「モア・ハウス」さんが作る「大人のキノコ」などのきのこの加工品をご紹介。どれも主婦目線で作られた、きのこ農家だからこそ作れたひと品です。
モア・ハウス|「大人のキノコ きのこのアンチョビガーリック しめじ」「大人のキノコ きのこのアンチョビガーリック エノキ」
たくさんのきのこ農家さんがいらっしゃる、福岡県大木町。
「モア・ハウス」さんは、ぶなしめじを主軸として、大木町の特産品であるグリーンアスパラガスなども育てながら、加工品製造に力を入れられています。
「大木地区しめじ部会」に所属し、大木町のキノコのおいしさを伝えるため、「広告塔」としても活動され、メディア出演やイベント開催、 地域の小学校への食育活動 にも積極的に取り組まれています。
そこで「もっと大木町産きのこのおいしさを伝えたい」「大木町がきのこの産地と知ってほしい」と考えた時、「加工品があるといいのではないか」と思ったことがきっかけで、製造に着手されたそう。
しめじ以外のきのこは大木町の農家さんが生産したもので、そちらも加工品に使用しています。加工品を通じてきのこのおいしさが伝わることから、地域の活性化にもつながっています。
数ある加工品の中でも人気なのが、「大人のキノコ きのこのアンチョビガーリック しめじ」「大人のキノコ きのこのアンチョビガーリック エノキ」。
女性の部屋飲みように作られたおつまみで、お家でワイワイしながら食べてほしいという思いが込められています。なんと5年間も試作を繰り返し、完成したんだそう。
びっくりするほどぎっしりと入ったしめじやエノキは、旨味もたっぷり!!きのこ生産者さんだからこそ作れたおつまみです。
ご自分へのご褒美や、頑張った日の贅沢にもおすすめ。ちょっとした手土産にも喜ばれます。
「モア・ハウス」さんが作る加工品は、ほとんどが無添加。
これは「安全なものを食べてほしい」という、主婦目線で商品開発をしているからこそなのだと感じます。
モア・ハウス|大藪 佐恵子さん、野口 直子さん
今回お話を伺ったのは「モア・ハウス」理事長:大藪 佐恵子さんと、総務担当:野口 直子さんです。
初代「大木地区しめじ部会」の会長は「これからの農家は、女性と若者も参加していく時代」という考えがあり、これに賛同し手を挙げたのが大藪さん、野口さんをはじめとする4人の主婦のみなさんでした。
4人の共同出資と大木町からの補助金で「農事組合法人モア・ハウス」を立ち上げたそうです。
従業員のみなさんも全員がお子様を持つお母さん。女性目線でのきのこ栽培の仕組み作りや加工品の商品開発を行っています。
「結婚して子供を産んでからは、○○さんのお嫁さん、○○ちゃんのお母さんと呼ばれるようになっていました。子育てがひと段落したとき、“自分”に戻りたいなと感じていたんです。もちろん悩みましたが、お義父さんから背中を押してもらい起業することにしました。
きのこの加工品を作り、販売することで町のPRをする。会社を作ることで、町に雇用を増やす。商品が売れたお金で町に税金を納める。沢山バックアップしてくれた大木町に恩返しがしたいです」と、大藪さん。
「私は最初、成り行きでモア・ハウスを始めることになってしまったんですが…たまたま目にした女性起業家さんの本を見て『私もやってみよう!』と真剣に取り組むように。
他の3人の意識の高さを見ていると自分も頑張ろうと思えるんですよね」と話してくださったのは野口さん。
実績を積み重ねてきたみなさんですが、今後は、事業継承と営業活動が課題なんだとか。
「自分たちが元気なうちに仕事を教えてあげたいので、次の人を探さないといけませんね。また加工品の販売ルートを広げて、もっと大木町のきのこのすばらしさを知ってほしいです」
お話し中も、ご自身のお仕事を楽しまれている様子がとても伝わってきて、毎日が充実しているキラキラ感が印象的でした。実際に大藪さんはお子様からも「最近イキイキしてるね」と言われたそう。
「モア・ハウス」のみなさんからは、大変なことも楽しもうとする女性のパワーを感じました。
モア・ハウスのきのこがおいしい理由♪人気の加工品もご紹介
女性だけでもきのこを生産できる仕組みづくり
「モア・ハウス」さんのしめじは、瓶で栽培する「菌床栽培」という方法で行われています。
しかし菌床栽培には力が必要。特に重い瓶を運ぶ作業は、女性だけではなかなか難しいものなんです。
そのため「モア・ハウス」さんでは、女性だけでも業務ができるように仕組みづくりを行っています。
瓶での培養までは培養センターで作ってもらい、その状態のものを仕入れ。
その先の、きのこを大きくキレイに育てる作業を自分たちの手で行っています。
これは女性だけの会社で、従業員の方も働きやすく、無理なく続けていくために考えた仕組み。このような状況に合わせた仕組み作りは、仕事を継続する上でとても大切なことですね。
加工品にする過程でキノコを天日干し
おいしい加工品を製造する過程で行っているのが、しめじやエノキの天日干し。天日干しをすることで、このような効果があるんだそう。
- 水分が飛ぶ
- うまみが増す
- ビタミンDが増える
ビタミンBはタンパク質を補填する作用があるため、身体にもよさそうですね。
天日干しをすると、2kgあったきのこが1.7~1.8kg程度まで減るそう。その分、きのこの旨味がぎゅっと詰まって、きのこの味がしっかりと感じられる加工品が完成するんですね。
大木町で育った収穫したてのきのこがたっぷり♪
収穫したてのぶなしめじは、きのこ好きの方も「うまい!」という、本物の味。本当においしいんです。
「モア・ハウス」さんの加工品がおいしいのは、新鮮なきのこを使っているから。きのこ農家だから、もぎたてのきのこを加工品にも使えるんです。
「大人のキノコ」シリーズをはじめ、どの加工品も新鮮なきのこがたっぷり。きのこを楽しんでほしい、きのこのおいしさを感じてほしい思いが感じられます。
新鮮なきのこをたっぷり使う、という方法はきのこ農家さんだからこそできるやり方。他では味わえないおいしさに仕上がります。
食事の時間や女子会が楽しくなる、モア・ハウスのおすすめ加工品をご紹介
「モア・ハウス」さんの、きのこを使った様々な加工品は、大木町の「道の駅 おおき」で購入することができます。
「大人のキノコ」シリーズをはじめとする、「モア・ハウス」さんの人気の加工品をご紹介します。
イチオシ!大人のキノコ きのこのアンチョビガーリック しめじ/エノキ
おうち女子会やお酒好きのお友達へのプレゼントにぴったりの「大人のキノコ」シリーズ。本当にきのこの旨味が強いんです。
天日干ししたしめじやエノキを粉砕することでより旨みを感じられるのだそう。
とうがらしで少しピリッと、ニンニクもしっかりきいていて、お酒がよく合うんです。アヒージョにしたり、バケットにのせたりするのがおすすめ♪
農家自慢の焼きエリンギ
大木町産のエリンギを酢漬けしためずらしい一品。1口で食べきれないほど、ひとつひとつが大きいんですよ。
エリンギに付いた焼き目が食欲をそそりますよね。「焼き目でひと手間加えたほうが絶対に美味しく見える!」というこだわりから生まれたそうです。見た目のインパクトもあるので、福岡県の珍しいお土産としてもおすすめです♪
きのこ農家自慢のパスタソース トマト仕立て/しょうゆ仕立て/みそ仕立て
茹でたパスタに和えるだけの、忙しい方にも嬉しいパスタソース。
具材がゴロゴロとたっぷり入っていて、きのこの弾力もしっかりと感じます。
インスタントと言うとあまり身体に良くない印象がある方もいると思いますが、このパスタソースは栄養がしっかり取れるのが嬉しい。無添加なので、お子様も安心して食べられますよ♪
農家自慢のきのこごはんの素
研いだお米(2合か3合)に具材・汁を入れて炊くだけ!おいしいきのこの炊きこみご飯の出来上がりです。
きのこの旨みがたっぷり染み込んだほかほかご飯は…たまらないですよっ♪笑
農家自慢のしめじゴブゴブ
福岡では有名なお漬物「ごぶごぶ漬け」。
一般的なごぶごぶの大根とこんぶに、「モア・ハウス」さんが生産したぶなしめじを入れてしょうゆ漬けにしたのが「しめじゴブゴブ」です。
食感がとても面白くて、白米がどんどん進んでしまうお味。お子様でもたべられますよ。
実際に食べてみました♪
「大人のキノコ」シリーズをいただきましたが、レバーパティ?!と思うくらいしっかりときのこが詰まっていて、食べ応えがありました!
きのこの旨味が強く、すっごく贅沢な気持ちになります…!
私は白ワインが飲みたくなってしまいましたが、お酒のお供としてだけではなく、卵かけごはんやドレッシングにも合うそうなので、今度試してみたいと思います!
モア・ハウスさんの、大木町ときのこへの愛情がたっぷり詰まった加工品。ぜひ手に取ってみてください
西日本一のきのこ産地・福岡県大木町で、ぶなしめじを生産しながら加工品製造もされている「モア・ハウス」さん。
女性・主婦目線でおこなわれる仕組み作りや商品開発は、ぶなしめじや加工品のおいしさにつながっているのだなと感じました。
大木町は福岡市内から電車や車で1時間ほどで行けますので、ぜひ福岡市にお越しの際は、少し足を延ばして大木町にも行かれてください。
そして「大人のキノコ」をはじめとする「モア・ハウス」さんの加工品を、手に取ってみてくださいね。
購入先はこちら|大人のキノコ 他 モア・ハウス加工品
道の駅おおき
住所:〒830-0405 福岡県三潴郡大木町大字横溝1331-1
TEL:0944-75-2150
公式HP: https://www.michinoekioki.com/
【モア・ハウス インフォメーション】
農事組合法人 モア・ハウス
住所:〒830-0414 福岡県三潴郡大木町 大字上木佐木527-1
TEL:0944-32-1588(代)
公式HP:https://www.morehouse.or.jp/