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2020-06-29

おしゃれな国産い草ラグなら、最高級品の花ござがおすすめ|掛川織


畳のないお家や、フローリングの床でも、畳に使われている“い草”の香りを感じることができる「ござ」。なかでも色鮮やかな“い草”で作られている「花ござ」は、落ち着く匂いや触り心地はもちろんのこと、デザインの幅が広く思わず見入ってしまう素敵な見た目が特徴です。

最近では見かけることも減り、見たことのない方もいらっしゃるかもしれません。でも、思わず息を漏らしてしまうほど美しい。そして落ち着く香り。そんな「花ござ」を40年以上作り続けている職人さんがいらっしゃいます。今回は「花ござ」の魅力とその職人のご紹介です。

おしゃれで優美な国産い草ラグを探しているなら、「掛川織の花ござ」がおすすめ

ちょっと横になってひと休みするときや、ゆっくりと落ち着きたいとき、畳の香りや感触はそんな時間にぴったりです。

そして、畳の部屋がないおうちに住んでいる方でも取り入れやすいのが「い草ラグ」。現在はリーズナブルな価格で、気軽に手に入れることもできます。

でも「直接肌に触れるものだし、お部屋の印象を大きく左右するものだから、ちゃんとこだわったものがいいな」という方におすすめなのが“掛川織の花ござ”です。

筑後地域に伝わる“掛川織の花ござ”

冒頭でも説明しましたが、簡単に花ござのことを説明すると「染色したい草を織り込んで色柄を装飾的に織り出した“ござ”のこと」です。

玄関のマットとして使ったり、机の下に敷いたりするので、言い方を変えると「い草のカーペット」という感じです。

今回ご紹介する花ござは、福岡県の筑後地方で生産される「掛川織」と呼ばれる織り方のもの。「紋織(もんおり)」や「袋織(ふくろおり)」など様々な織り方がありますが、なかでもこの「掛川織」は花ござの最高級品と言われており、福岡県の伝統工芸・無形文化財に指定されています。その歴史は江戸時代から続くもので、昭和55年3月に福岡県知事指定民工芸品に認定されています。現在国産花ござの生産量は筑後地域が、なんと全国の9割ほどを占めているそう。

おすすめな理由①和風にも洋風にも合うおしゃれなデザイン

花ござの1番の特徴は、この色鮮やかでお洒落なデザイン。

“ござ”というと和風なイメージがありますが、花ござならフローリングの部屋や洋風な部屋にも似合います。また色の幅も豊富なので、お好みのデザインがきっと見つかります♪い草の良さはそのままに、見た目の印象はグッと変わるので、お部屋のイメージに似合うものを選ぶことができますよ。

おすすめな理由②使用している“い草”は国産で安心

掛川織の花ござに使用されている“い草”は、花ござの生産地であるこの地域で400年前から育てられています。今も“い草”を育て掛川織を専門に作る職人がおられます。伝統と品質を大事にしてこられた広松さんもその1人です。

花ござを作っている職人さんが自ら作った“い草”なので、生産している場所も人もわかって安心です。

おすすめな理由③「い草」の心地よさ

原料はい草なので、畳のような気持ちよさや落ち着く香りは、通常のござと変わりません。い草には、リラックス効果があることが科学的にも証明されており、気持ちが落ち着いたり睡眠効果があることがわかっています。

広松さんのお宅に伺った時、お部屋にはたくさんの花ござが敷いてありました。玄関や、居間、座布団、なんとインテリアまで花ござ!取材陣は入った途端に「わぁ…!」と感嘆の声を漏らしてしまいました(笑)とってもいい香りで、思わず大きく息を吸ってみたり、規則的なござの模様に手のひらを這わせてしまいます。カラフルな色なのに、不思議と落ち着く空間でした。

お部屋に敷いていれば、ごろんと横になった時にきっと気持ちよくおやすみできたり、ゆっくりとお茶を飲んだりできますよ♪

おすすめの理由④夏でも涼しく過ごしやすい

白い部分が、い草の中身。触るとふわふわしてるんですよ。

“い草”の中身は空洞ではなく、スポンジのような繊維が入っています。このスポンジに吸湿効果あるため、汗を吸ってくれて通気性がよくサラッとした素材になります。だから夏でも涼しくて過ごしやすいです。

おすすめの理由⑤掛川織の良さ

「掛川織」とは、花ござの織り方のひとつ。いくつか織り方があるなかで、掛川織はその美しさや品質の良さから最高級品と言われています。福岡県の筑後地方独特の技術の織り方で、3センチの目と1センチの目が交互に繰り返す模様です。長くて良質ない草を使っているので、弾力があって手触りの良いござになります。

筆者自身は、通常のござは見たことがありますが、「花ござ」は初めて目にしました。赤や青、緑など様々な色が組み合わさっている花ござは、とても美しく、まさに“優美”とういう言葉がぴったりなものでした。

確かな技術で昔ながらの掛川織を作る職人

福岡県の大木町で、代々「掛川織の花ござ」を作る職人:広松健男さん。

お母様も掛川織の職人で、昔から“い草”を育てながら花ござを織ることを家族で営んできました。

広松さんも高校を卒業した年から、現在まで約40年以上花ござを作り続けています。

そんな広松さんにとって奥様も大事な戦力です。い草農家のもとに生まれた奥様は、その大変さも大事なこともよく知っています。い草を育てる田んぼに行くときも、花ござの色合いを決めるときも、奥様は一緒です。

広松さんの花ござをよく知る方は「広松さんの花ござは、なんだか温かみがあるんですよね」とおっしゃっていました。そこには、広松さん1人の力ではなく、奥様と二人三脚で作っている背景があるのかもしれません。

掛川織(花ござ)ができるまで

実はひとつの花ござができるまで、たくさんの期間と苦労があります。

特に、広松さんは花ござを織るだけなく、い草まで育てています。それは農家として働く男性と、内職をする女性がいた昔ながらの働き方の名残りです。ですが、いまも夫婦2人のみで行う広松さん夫婦にとって、花ござを作るのはとっても大変です。

い草作り

い草作りはお米の稲のように、田んぼで行われます。ですがお米のように半年ではできません。約1年半ほどかけて、苗の準備から収穫まで行います。栽培は有機肥料を使い、農薬はほとんど使用しません。途中で古くなった部分を刈ったりしながら育てます。

伸びた“い草”が倒れないように網を張って支えています

そして、収穫して乾燥させたい草を、染色技術を持つ会社に外注して“い草”を染めます。染色の際は、色ムラができないように、折れたり曲がったりしないようにする技術が必要です。この染色ができるのも、現在福岡県には2社しかありません。

花ござを織る

これが花ござを織る機械です。

紋紙

そして、どんなデザインにするかはこの「紋紙」が決め手になります。この小さな穴をどこに開けるかによって、模様が変わってきます。広松さんは、どんな模様にするかを頭の中で想像しながら、その模様になるように穴を開けていきます。この穴からどんな模様になるか、素人の筆者にはまったくわかりません…。でも広松さんの頭の中には、この状態から出来上がりが想像できているそうですよ!

紋紙を繋げていくことで一つのデザインになるんです

この紋紙を繋げて機械にセットし、織っていきます。乾燥したままのい草だと折れてしまうため、湿らせて、い草同士が馴染むようにします。でも湿らせすぎると、色が移ってしまったり汚れたりしてしまうため、どれくらいの水分を含ませるか決めるのには、職人技が必要です。

織る際も、糸の張り具合や“い草”のしめり具合を見るなど、品質の良いものを作るためには細かい調整が必要で、気を遣うところです。

仕上げの工程

仕上げにもたくさんの手間暇がかかります。まずは、余分な染料を拭き取り艶出しをするために、表面をヘチマでこすります。そして天日干しをしたり、商品に合わせて長さを揃えたり、縫製したりします。

また、表面の色あせを防ぐためにレジン加工(樹脂加工)を表面に行います。これも加工専門会社に外注しますが、この加工ができる会社も現在は1社のみ。

そして、中でも広松さんが手間をかける作業のひとつに、端の処理があります。

仕上げる際、伝統的な掛川織を作る広松さんは、接着剤を使わずに糸を“い草”のなかに折り込むことで端を止めます。こうすることで、より端を綺麗に処理することができるのす。この技術を使っているのは、福岡県内でも広松さんだけ。1枚1時間はかかりますが丁寧に仕上げます。全国的にみても珍しい処理の仕方です。

掛川織の花ござを作るためには、広松さんの技量はもちろん、染色やレジン加工をするようなほかの職人の技術も必要になってきますが、それぞれの職人はもう多くありません。だからこそ、余計にこの「掛川織」はとても貴重で、簡単に作れるものではないのです。たくさんの手間と時間をかけて、そしてそれぞれの職人たちが古くから伝わる技術を惜しみなく使って、掛川織の花ござはできているのです。

上質でおしゃれなワンランク上のい草ラグを選ぶなら「掛川織の花ござ」がおすすめです

おうちでござを敷きたい方、い草のラグを探している方に、最高級の優美な花ござをおすすめします。花ござを織る職人が自ら育てている“い草”で作られる、綺麗な模様の掛川織。この掛川織の花ござなら、あなたの部屋がもっと素敵な空間になりますよ♪

「掛川」工房大木

住所:〒830-0424 福岡県三潴郡大木町大字三八松2253

TEL:0944-32-1808

◇ この記事は、中小企業地域資源活用促進事業の助成金を活用して作成しています。


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