夜明茶屋|柳川観光で有明海を堪能・喜ばれるお土産選びなら!

福岡県に接する3つの海は、筑前海、豊前海、有明海。中でも個性豊かで独自の生態系が見られるのが「有明海」です。
有明海の海の幸を楽しめる場所といえば、観光でも人気の福岡県柳川市。
そして、柳川観光で立ち寄るなら、ぜひおすすめしたいのが「夜明茶屋」です。
「夜明茶屋」には、有明海ならではの珍しい魚介類が並ぶ鮮魚店に、


その場で味わうことが出来る食堂、


そしてお土産コーナーまで揃っている人気スポットなんです。

中でも、有明海にしか生息しないムツゴロウやワラスボ、柳川名物グルメのうなぎなどを使って作られた、個性豊かなパッケージのお土産には「えっ!ナニコレ?!」と驚くこと間違いなし。


今回は「株式会社やまひら」が運営する「夜明茶屋」と、魅力あふれるお土産についてお伝えします。
やまひら概要
「夜明茶屋」を運営するのは、明治23年創業、100年以上の歴史を持つ水産会社「株式会社やまひら」。

初代の「平野商店」からスタートし、有明海の魚を扱う水産物卸業などを営んできましたが、4代目で大きく事業展開を行いました。
一般小売を行う鮮魚店オープン、「夜明茶屋」での飲食事業、さらに有明海の海の幸を使った商品開発・加工品製造まで。

有明海や漁師と消費者、そして地域をつなぐ“海の総合企業”として進化を続けています。
有明海の漁師のために
今回お話を伺ったのは、「株式会社やまひら」4代目で代表取締役:金子 英典さんです。

「減っていく有明海の水産資源を、どうにかしたい」
金子さんがずっと胸に抱いている想いです。
有明海は広大な干潟があり海産物の宝庫として知られますが、1987年の約1万3000tをピークに、2018年には約2450tになるなど、年々漁獲量が減り続けています。そして、現状では回復の兆しがみられません。

ですが、その事実はまだ一般的ではなく、この記事を読んで「知らなかった」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、金子さんがひらめいたのが、有明海の海産物を使ったユニークなお土産を開発することでした。
「この商品面白いね!有明海ってどこ?」
こんな風に、楽しく商品を手に取ることをキッカケに、有明海に興味を持つ人が増えて欲しい。そして、苦境に立たされている有明海と漁師を応援してくれる人を少しずつでも増やしていきたい。

そんな金子さんの想いは徐々に形となり、個性的な商品たちはメディアに取り上げられ、話題に上ることが増えています。
また、展示会などにも積極的に出展し、バイヤーや販売店からも引っ張りだこ。今では日本全国や海外でも商品が販売されています。

柳川お土産におすすめの商品
金子さんの想いから生まれ、有明海の魅力をふんだんに詰めこまれた人気商品たち!
みなさんにもぜひ、知って、実際に手に取っていただきたいんです。
本当は全てご紹介したいところですが、今回は「夜明茶屋」の中でも、人気の商品をピックアップして3つお伝えします。
【人気No.1!】むつごろうラーメン

最初に買うならまずはこれ!「夜明茶屋」を代表する大人気商品です。
開発のキッカケは、かつてむつごろうが絶滅しかけた時のこと。
数を増やすべく設けられた3年間の禁漁期間が明けて「さあ獲るぞ!」と意気込んだ漁師たち。
でもいざ蓋を開けてみると、たった3年間で柳川の飲食店のむつごろうメニューはなくなっていて、むつごろうを食べる食文化そのものが消えかかっていたそうです。

「獲っても売れんやん!」そんな風に、漁師さんが苦しんでいた時期に開発されたのが「むつごろうラーメン」。
「こんなに数が余ってるなら、大量に使える出汁を作るのがいいんじゃない?ラーメンやってみるか!」
このアイディアがスタートでした。
1個300円ほどするラーメンは、周りから『高すぎて絶対売れない』と言われていたそう。けど、漁師さんのためにどうしてもやりたい!との思いで道の駅をコツコツ回って営業し、今では大ヒット商品に。
発売後は地元紙やテレビで話題となり、「俺たちのむつごろうがラーメンになった!」と漁師さんたちも大喜びだったそう。
金子さんの「有明海と漁師を何とかしたい!」という想いを、まさにそのまま体現した「むつごろうラーメン」。
ムツゴロウのインパクトある見た目もあり、ちょっぴりゲテモノ感がある気がしますが( ごめんなさい )、味もしっかりおいしいんです!
まんまえびせん

有明海で水揚げされる「芝えび(真えび)」を使った風味豊かな一品。
せんべい1枚に海老1匹を贅沢に使っていて、エビ本来のおいしさをたっぷり楽しめます!

生地には、芝えびに合うように福岡県産小麦を数種類ブレンドして、とことんおいしさを追求しています。

サクッとした食感と香ばしさで、お酒のおつまみにもぴったりです。
THE さBAR(ザ・サバー)

旨味がギュッと詰まったおつまみ鯖です。
じつは「THE さBAR」の原材料はノルウェー産。それは戦略的選択で「安定した売上の軸を増やし、さらに有明海を支える仕組みを作るため」。
水産資源の減少は日本全国の問題でもあります。有明海産から国産に範囲を広げても、原材料の安定した確保、質の安定は難しくなっているそうです。
そこで、漁獲量や品質の安定したノルウェー産の鯖を採用し、有明海の魚で培ってきた職人の技術を注ぎ込んだ「THE さBAR」が開発されました。

「THE さBAR」は、他企業からの製造委託や、業務用商品の製造も依頼されるほどに人気となり、「やまひら」の売上を支えるヒット商品に。
別地域の漁協職員が「悔しいけど、めっちゃうまい!」と電話してきたという逸話もあるほどで、魚のプロが認めるおいしさです。
☆他にも個性的なお土産がたくさん!

他にもお土産コーナーには、「ムツゴロウ3Dクッキー」や「エイリアンラーメン」など、ユニークな商品がずらり。
商品企画やパッと目を惹くデザインは、「有限会社ウィロー」の代表でプランナーの浅羽さん、パートナーの八智代さんによるもの。
デザインに共通したコンセプトは「渡す人・渡された人が楽しく嬉しくなるようなお土産」。

ぜひ、「夜明茶屋」で商品ラインナップをチェックしてみてくださいね。
まずは夜明茶屋を訪れて、手に取ってみて!
「有明海を昔のような豊かな海に戻したいんです」

これは、金子さんが胸に抱く使命です。
「金子さんや漁師さん、有明海を応援したい!」
記事を読んでそんな気持ちを抱いたみなさんは、ぜひ柳川の「夜明茶屋」に訪れて、有明海の海の幸のおいしさや、お土産選びを楽しんでみてください。
あなたやあなたのお知り合いの方がまずは「夜明茶屋」をキッカケに、有明海の魅力を体感すること!
それが、この先の有明海の未来に繋がっていく、大切な一歩にも繋がっています。
夜明茶屋(やまひら)インフォメーション
夜明茶屋(鮮魚店)
住所:〒832-0066 福岡県柳川市稲荷町 94-1
営業時間:9:00~20:00
定休日:毎週水曜日・第2火曜日(祝日は営業)
TEL:0944-72-6256
夜明茶屋(魚屋食堂)
住所:〒832-0066 福岡県柳川市稲荷町 94-1
営業時間:
11:00〜15:00(オーダーストップ14:30)
17:00〜21:30(オーダーストップ21:00)
定休日:毎週水曜日・第2火曜日(祝日は営業)
TEL:0944-72-6256
直売店(おみやげ・ギフト)
住所:〒832-0066 福岡県柳川市稲荷町81
TEL:0944-72-6256
営業時間:10:00〜17:00
定休日:毎週水曜日・第2火曜日(祝日は営業)










