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2021-07-18

天盃・クラフトマン多田|料理に合わせて楽しむ焼酎。お酒好きの福岡県民、必飲!


焼酎って、おいしい!焼酎って、楽しい!焼酎って、格好いい!

風土的にもお酒好きが多い福岡県民のみなさんこんにちは。同じくお酒好きの福岡県民「もっと福岡」ライターの室井です。笑

福岡県内の酒蔵を取材の仕事で回らせてもらっている私たちですが、今回おすすめさせていただくのは「焼酎」です。

突然ですが、みなさんは「焼酎」というお酒に対してどんなイメージを持っていますか?

  • 麦・芋・米
  • 水割り・お湯割り・ロック
  • 次の日残りにくい

などでしょうか?

ちなみに30代女性の私の印象は「おじさんが飲むお酒」…あっ、ごめんなさい!怒らないでください!笑 でも、若い世代の方は共感する方もいらっしゃるかもしれません。

そんな私のイメージを「焼酎って、おいしい!焼酎って、楽しい!焼酎って、格好いい!」とガラリと変えてくれたのが、今回ご紹介する「天盃」さんの「クラフトマン多田」シリーズなんです。

記事の内容を1分動画でご紹介♪

天盃(てんぱい)|クラフトマン多田

ボトルのデザインがお洒落で、思わず手に取ってしまいそうなこちらの焼酎!「天盃」さんの「クラフトマン多田」シリーズです。

職人の技が光る”皮製品”をイメージしてデザインされたラベル

「天盃」さんは福岡県朝倉郡筑前町にて1898年(明治31年) 創業、123年の長い歴史を持つ焼酎蔵。

掲げる目標は「世界に誇れる本格麦焼酎づくり」 です。

本物の味わいで多くの方に愛される焼酎を生み出してきた「天盃」さんが、新たに生み出したのがこの「クラフトマン多田」シリーズ。

「『クラフトマン多田』は、料理(特に和食)との相性を考えて作った、日本で初めての焼酎です」

と、今回お話を伺った「天盃」5代目:多田匠さん。

日本酒やワインは『スッキリ辛口だから濃いめの味付けの料理と』『フルーティな香りだからさっぱりした料理と』などのイメージが定着していますが、まだ焼酎にはそういった楽しみ方がないと言います。

確かに、焼酎に辛口、甘口、フルーティという修飾語を付けることはあまりありませんね…。そして、焼酎好きの方でも「俺はこれしか飲まん!」と、お気に入りの銘柄で固定の方が多いのが事実かも。

「お酒という“モノ”を単体で、ではなく、食事とお酒を楽しむ時間も含めて“コト”を楽しんでもらえる焼酎にしました」

確かに、おいしいお酒とごはん、そして大切な人との楽しい会話までセットになると、その時間は心に残ります。

そして「あの時飲んだお酒おいしかったな~」って、後から思い出してもらえるはず!

そんな焼酎の新たなあり方の提案「クラフトマン多田」シリーズ。 そのお味は?気になってきますよね!

それでは、実際に私が飲んでみた感想も含めてご紹介します。

スパニッシュオレンジ|塩味やポン酢などあっさりした味付けの和食に

香りと味わいが軽いタイプのスパニッシュオレンジ。塩味やポン酢などあっさりした味付けの和食とあわせるのがおすすめ。

お酒好きの記者より「スッキリとした後味で喉越しも◎!ロックでキリッと冷やして飲むと一層おいしさがわかります。 ついつい料理もお酒も進んでしまうので、飲みすぎに注意です。笑 」

【おすすめの料理】

  • 白身魚のカルパッチョ
  • 一夜干し
  • 天ぷら
  • 焼き鳥(塩)
  • 牛タン(塩・レモン)
  • ささみの青じそ梅肉巻き

【おすすめの飲み方】

  • ロック
  • 水割り
  • ソーダ割

キャンティブラウン|醤油やタレなど熟成した味付けの和食に

しっかり濃厚なタイプのキャンティブラウン。醤油やタレなど熟成した味付けの和食におすすめ。

お酒好きの記者感想 「華やかな香りと口説くないフルーティさ、甘さが魅力的です! 私はこのお酒をじっくり楽しみながら物思いにふけったり、仕事仲間と熱く語り合ったりしたいなあ…と感じました。笑 」

【おすすめの料理】

  • ゴマサバ
  • 鰻の蒲焼
  • ぶりの照り焼き
  • 焼き鳥(タレ)
  • ミートローフ
  • 酢豚

【おすすめの飲み方】

  • 湯割り
  • 前割りのお燗
  • ロック

クラフトマン多田|おいしさの理由

私が初めてこの「クラフトマン多田」を飲んだ時に感じた「おいしい!」という純粋な驚き。

「天盃」さんには、そのおいしさを生み出す歴史や製造のこだわり、想いがありました。

原材料

原料として使用するのは二条大麦。国内生産量1位の佐賀県産、3位の福岡県産を使用しています。

大麦100%の本格麦焼酎

「クラフトマン多田」シリーズは原材料に麦、麴にも麦を用いて大麦100%の本格麦焼酎を製造しています。

最近CMなどでもよく耳にするようになった“大麦100%の本格麦焼酎”ですが、じつは常圧蒸留を用い日本で最初に製品化したのは「天盃」さんなのだとか!

醸造に乳酸菌

酒蔵の中に住んでいる乳酸菌を培養する技術を福岡県の生物食品研究所と開発。構想に10年、確立に5年かけたこの技術により、乳酸の旨みが感じられる焼酎に。

蒸留を2回

日本の本格焼酎は「単式蒸留器」で1回蒸留されるのが一般的であるのに対し、「天盃」  さんでは2回の蒸留を行っています。製造コストが高くなったとしてもあえて2回の蒸留を行うのは、おいしさの追求のためなんです。

焼酎開発は“機械”から

2回の蒸留に使う蒸溜器は、3代目が開発をはじめ、半世紀以上の歳月と資産を注ぎこんだ完全オリジナル品。「世界に誇れる本格麦焼酎づくり」は機械の開発から始まっています。

天盃|5代目・多田匠さん

酒蔵に生まれ、お酒造りの風景が日常に当たり前にあったという多田さん。高校までを地元で過ごし、東京の大学に進学後、そのまま東京でWEBの広告代理店に就職。2021年の5月に家業を継ぐため福岡へ戻られました。

「このままでは焼酎が博物館に飾られるような存在へと風化してしまう」と、多田さんは強い危機感を抱いているといいます。

同じ蒸留酒であるウイスキーやブランデーは世界的にも高い価値を持っているのに、焼酎にはまだありません。

そこで「焼酎が様々なシーンで手に取ってもらえるように」と、生まれたのが4代目とともに商品開発した「クラフトマン多田」であり、新商品の「コーヒースペシャリテ」です。

「コーヒーが好き」という方が手に取りやすい焼酎ベースのリキュール。クラウドファンディングから誕生した新たな「焼酎」の提案です。

焼酎の価値を高め、多くの方に飲んでもらい、次の世代へ焼酎の歴史のバトンを繋いでいくという使命を達成するため奮闘する多田さん。

図らずしも私と同世代。27歳という若さでありながら、焼酎の未来を真剣に描き挑戦する姿を、とても応援したいと感じました!

同じく胸を打たれた20代、30代のみなさん、ぜひ、多田さんの思いが込められた「クラフトマン多田」を飲んでみてください!

◆ 多田さんのSTORY詳細はこちらの記事で

【創業123年、本格焼酎文化を築いてきた福岡の蔵元。次世代へ文化を残し繋ぐ五代目の挑戦。】 https://sotokoto-online.jp/local/6388 (※外部サイト「ソトコト」)

余談:福岡県内の福岡県産焼酎の消費率は8%?!

「福岡県産の焼酎が県内で飲まれているのは8%といわれています」と、多田さん。 隣の佐賀県の日本酒の消費率は60%を超えているそうで、福岡県の焼酎の消費率はずいぶん低い数字になっています。

福岡にはおいしいお酒を作る酒蔵がたくさんあるのに…!福岡の魅力を伝える情報サイト「もっと福岡」の記者として 「まずは福岡の人に福岡県内のお酒のことを知って飲んで欲しい」と感じます。

お酒をまだあまり飲んだことがない方にも、既にお酒が大好きな方にも、飲みやすさや新しさ、おいしさといった点で「クラフトマン多田」は、おすすめしたい焼酎です!

是非ここから、福岡県のお酒の魅力にはまってみてください♪

◆ 福岡県の酒蔵の取材記事はこちら ◆

焼酎って、おいしい!焼酎って、楽しい!焼酎って、格好いい!

「焼酎っておいしい!」と、その味で私を感動させてくれた「クラフトマン多田」。おしゃれなデザインは、おしゃれなものが好きな方へのギフトにも喜ばれるはず。

私の中の「おじさんが飲むお酒」という焼酎の印象を完全に覆してくれました。

既に焼酎が好きな方、そしてまだ焼酎を飲んだことがない方も、ぜひ飲んでみてくださいね。

おいしいお酒と共に、素敵な時間が過ごせるに違いありません。

天盃・クラフトマン多田|販売先・直売所のご紹介

酒蔵・直売所住所: 〒838-0804 福岡県朝倉郡筑前町森山978

TEL: 0946-22-1717

※「クラフトマン多田」シリーズは特約店限定販売となっております。他販売店に関しては「天盃」さんまで直接お問い合わせください。


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