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2023-11-13

福岡のおしゃれで楽しい!オーガニックスーパー|AND THE SOIL.(アンド ザ ソイル)


おしゃれな外観、看板にロゴ。

明るくて素敵な商品が並ぶ店内。

ここは雑貨屋さん?もしくは、何かのセレクトショップ?

正解は……「オーガニック・無添加・有機栽培食品のお店」

「オーガニックって言葉は知っているけど、お店に入ったことはない」

と思っていた方へ。

今回は、とってもおしゃれで思わず入ってみたくなる「AND THE SOIL.(アンドザソイル)」さんの魅力や楽しみ方をお伝えしていきます♪

AND THE SOIL.のこと

「人にやさしく、環境にやさしい」 がコンセプトの「AND THE SOIL.」さん。

福岡県内や近郊の農家さんが栽培する農薬不使用・有機栽培の野菜や果物、無添加・オーガニックにこだわった菓子類・パン・惣菜・ドリンクなどの食品類、そして日用品、ペット向きの商品を販売されています。

従来のオーガニック商品を取り扱うお店は、シンプルでナチュラル、飾らない雰囲気。というイメージがある私。

冒頭でご紹介した通り、店内の商品ラインナップやディスプレイは、少しイメージが違います。

それには理由がありました。

今回は「AND THE SOIL.」の店長:本田 和也さんにお話しを伺いました。

作り手にとって。お客様にとって

「オーガニックの商品を作る方は、こだわりがあって、一生懸命で、いいものを作ろうと思っている方が本当に多いです。

ただ、モノづくりに力を入れている分、マーケティングが苦手だったり、オーガニックの農作物は生産量が少なくなることが多いので、取引先の店舗が必要としている量を作れなかったりする方が多いのが事実です。

また、販売や流通に慣れていないので、そもそも営業の仕方が分からなかったり、価格設定を安くしすぎてしまったりするのも事実です。

そんな作り手のみなさんと、町やお客様を繋ぐ店になれたらなって思って、このお店を始めました」

実際、「AND THE SOIL.」さんでの取り扱いが初めての販売、という作り手さんも多いそう。

「価格設定や売り方が全く分からない作り手さんには、まず店内で期間限定のイベントをさせていただけませんか?と声をかけます。

『値段をもっと高くしてみませんか?』と話し合ったり、店頭でお客さまと話すことを通じて、自分の農作物や商品の魅力に気付いていただいたり。そうして、少しずつ人気が出てきたら、定番の棚に並べさせていただいて。

実際のイベントの様子。作り手と直接話しながら、商品の製造を体験できる

すると、作物や商品を販売するってどういうことだろう、どうしたら販売って出来るようになるのだろうということが、体感的にすごくわかりやすいと思うんですよね」

なるほど。作り手のみなさんにとっては、「AND THE SOIL.」さんはただの販売店ではなく、伴走してくれる心強い仲間やチームメイトになっているということですね。

「そして、お店の面構えとしてはまず『おしゃれでおいしいものあるよ』という空間づくりで、お客様への間口を広げています。

元々オーガニックが好きな方はもちろん、これまで興味を持ったことがない若い人たちにも、フラッと立ち寄って欲しいと思っています。

店内には、テイクアウトで気軽に楽しめるオーガニックのコーヒーや飲み物も

入口は “オーガニックだから” というこだわりがなくても良くて、『パッケージが素敵だなと思って買った商品がすごくおいしかった!後から、じつはオーガニックの商品だったと知った』という流れでもいいと思っています」

「オーガニックってなに?」「こだわりが強そうで、なかなかお店に入れない。気軽に手にとれない」。

もしかしたら、そんな風に感じている方もいるかもしれませんが、「AND THE SOIL.」さんでは、まずパッケージのオシャレさや、これおいしそう!という気持ちから楽しんでもいいんですって!

例えば、とってもおいしそうなアイスクリームや、
チーズケーキ!これなら手に取ってみたい!

作り手さんにとっては心強い伴走者。買い手にとっては敷居が低くて気軽に楽しめる!

「AND THE SOIL.」さんって、両者がワクワク出来る、とても素敵なお店ですよね。

まずはここから楽しむ!おすすめの商品

他のお店にはないラインナップが並び、どれも素敵な商品たち。

地元の農家さんの生鮮品やお米も

中でも、「このお店に初めて来た方が、オーガニックのことを何も知らなくても、まず手に取って楽しめる」という目線で、初心者におすすめの商品を本田さんに教えていただきました。

ここで紹介する商品は、もちろん身体や環境に良い商品ばかりなんです。

発酵ジュースのもと / 株式会社インパクト

お水や炭酸水と発酵ジュースのもとを、3:1で割るだけ!手軽においしく楽しめます。

佐賀大学との共同研究で、地元日田市の大山町の梅の花からとれた乳酸菌が入っています。発酵させることで果物や野菜の消化吸収もよくなり、栄養価も高まるのだそう。

手土産やプチギフトにもおすすめです♪

グラノーラ / Lusikka

植物性素材のみで作られたグラノーラは、消化の負担が少なく、朝食にもおすすめ。

3段階に分けて行われる丁寧な火入れにより、素材の風味を活かしつつも食感が良さを実現しています。

板状に成形されているので、手でつまみながらクッキーのように楽しむことができるグラノーラです。

天日塩 / 株式会社塩職人

淡路島のミネラル豊富な海水を汲み上げ、天日干しで作られる「天日塩」。エグみがなく、素材の味を引き立てるお塩は、お肉、天ぷら、野菜、お魚など、様々な料理をひとふりでおいしくしてくれます。

こちらは「TENPUEN 大粒」。うまみたっぷりでした!

機械、燃料、薪、電力、作業用車両などを一切使わない、昔ながらの製法を貫いています。

作り手の駆け込み寺に

2021年に、福岡市の中心地にも近い中央区高砂にオープンし、作り手が一歩を踏み出せる場所、そしてお客様が楽しんで来店できる場所として、確実に歩みを進めている「AND THE SOIL.」さん。

この先のビジョンをお聞きしてみました。

「『そんなにいいものを作っているのに販売するところがないの?とりあえず、AND THE SOIL.さんに相談してみたら?』と最初に言われる、作り手にとっての”駆け込み寺”のようなお店になりたいです」

と、本田さん。

今回の取材で、記者が「AND THE SOIL.」さんの一番の特徴を挙げるとするならば「既に売れている商品を仕入れる」のではなく「魅力はあるが、まだ売れていない商品を、売れるところまで一緒に引っ張り上げてくれるところ」だと感じました。

商品が売れるようになるためには、コスト計算・値付け・流通・営業・PR活動など、数多くのハードルがあり、それを作り手がひとりで行うのはとても難しいことです。

それが、原材料や作り方にこだわりがあるオーガニックの商品なら、なおさらです。

その難しさを、一緒に考え、店舗の販売を通じて実践し、お客様が楽しめる形に変換するために伴走してくれる「AND THE SOIL.」さん。

だからこそ、他のお店にはない魅力を備えた「オーガニック専門店」になれるんですね!

まずは行って楽しんでみよう♪

スタッフさんにお店の商品のことを聞きながらお買い物するのも楽しいですよ♪

おしゃれな佇まい、商品ラインナップで私たちをワクワクさせてくれる「AND THE SOIL.」さん。

「オーガニックって言葉は知っているけど、お店に入ったことはない」「オーガニックって、身体に良さそうとは思ってても、何となく敷居が高くて……」

と、思っていた方も、まずは全て忘れて、店舗に行ってみましょう!笑

「パッケージがおしゃれで手土産にぴったり!」「おいしそうだから買ってみよう」。

そんな楽しさから、商品に触れてみてください。

「これって、オーガニックの商品だったんだ。もっと知ってみたいかも」

そんなところから、あなたの人生の間口が、広がっていくかもしれませんよ♪

AND THE SOIL.|インフォメーション

住所:〒810-0011 福岡県福岡市中央区高砂2-6-1

営業時間:10:00~21:00

定休日:年末年始

アクセス:「西鉄平尾」駅 徒歩10分、福岡市地下鉄「渡辺通駅」徒歩10分

駐車場:有(8台)

TEL:092-791-7825


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