柳橋連合市場|ランチ、立ち飲み、明太子に海鮮丼♪福岡の玄人市場!
博多の台所とも呼ばれる、福岡市の「柳橋連合市場」はご存知でしょうか?
ちらっと覗くと、奥まで並ぶ商店。玄人感があります…。
入るのに少し勇気がいるけれど、でも、一歩入ってしまえばすっごく面白い!
取材で分かったことです。
だから今回は “一歩勇気を踏み出して訪れたい!” 「柳橋連合市場」をご紹介します♪
柳橋連合市場ってどんなところ?

写真提供:福岡市
福岡県福岡市中央区春吉に位置する「柳橋連合市場」。
福岡市の中心部、博多や天神から地下鉄やバスで1本で行くことができ、アクセスの良い市場です。
1918年から営業を始め、歴史はおよそ100年!全長100mほどに約50件の小売店が並んでいます。

写真提供:福岡市
卸売専門ではなく、小売店が集合している市場のため、対面販売でお店の方とお話ができます。
魚はなんと、半身から購入することが出来る場合も。
今回は、「柳橋連合市場」の理事長:江崎明男さん、副理事長:松尾健一郎さんに、直接市場を回りながら魅力をたくさん教えていただきました。
なぜ、スーパーではなく、わざわざ「柳橋連合市場」に足を運ぶの?
食材を買うだけなら、近所のスーパーでいいのでは?
市場が身近ではない世代の記者(20代後半)の、純粋な疑問です。
その理由は、ちゃんとありました!わざわざ「柳橋連合市場」に行くのを、みなさん楽しんでいるのです♪
★理由1★“おいしいもの”を食べる日常の贅沢を自宅でできる!
「柳橋連合市場」のお店のみなさんは、100年続く歴史で代替わりをしつつも食材を見定める目を養ってきており、どのジャンルにおいても食材選びのプロ。
店頭でお話していても、言葉の端々に仕事に対しての誇りやプライドを感じることが出来ました。
ここだけの話、仲買の方も「柳橋連合市場」の方の目はごまかせないと、良い食材を提供してくださるのだとか!
だからこそ新鮮でおいしい食材が店頭には揃っています。
また、私自身は聞いたことがないような旬の食材や加工品も豊富に並び、

くじらの切り身もこんなに種類豊富。

じゅんさいとは、「スイレン科の多年生水草の幼葉や若芽の部分」だそう。初見です。

朝倉市で採れる「川茸」。絶滅危惧種に指定され、お目にかかれることはほぼありません!
知識やおいしい食べ方を伝授してくださいます。

あまりにバリエーション豊かなお漬物に驚愕する記者。

つるみなと…?!ひょうたん…?!とは…?!

「ひょうたんって何ですか?」と伺うと、試食させてくださいました!シャキシャキした歯ごたえで、おいしい!
食材が違えば、いつもの家庭料理の味だって全然違う!おいしい加工品は、食卓を華やかにする!
「食が豊かって、おいしいって、こういうことか!」
そんな体験が自宅で出来てしまうんです。
★理由2★おもてなしに使う食材も手に入る!
年末年始で親戚が揃うときや、会社の上司やお世話になった方などを自宅に招くとき。
おいしい料理を準備して、おもてなししたいですよね。そんな時に「柳橋連合市場」は強い味方!

こ、昆布専門店がありました!

削りたてのかつお節も。出汁からこだわれますね~!
実際に、年末年始はすごい賑わいをみせるんですよ!

通路が人でいっぱいに!/写真提供:福岡市
「ここで買っておけば、とりあえず間違いない!」
いつも柳橋連合市場を利用している方には、そんな安心感と信頼があるようです。
職人御用達のお墨付き
「柳橋連合市場」には、ホテルのオーナーシェフや料亭、某有名なお寿司屋さんなどの職人さんがたくさん買い付けに来るそう。
ここだけの話、福岡市内のシティホテルの7、8割はなんと「柳橋連合市場」で食材を仕入れているのだとか!

なんと!宮内庁御用達の青果店も…!
取材中も、明らかに雰囲気の違う厳かな方が商品を吟味しているなと思ったら…やはり買い付けに来られていた某有名店の方でした。
福岡といえば「ご飯がおいしい!」とよく他県から言われていますが、
福岡の食を根底で支えているのは、この「柳橋連合市場」かもしれませんぞ…!
同じジャンルでも得意分野が違う?!
「柳橋連合市場」内には、鮮魚店が12店、海産物店・海産加工品店が7店、青果店・果物店が8店、食肉店・畜産品店が4店、その他が16店あります。
市場内に競合多すぎじゃない…?!と思いきや、各店舗には、それぞれ違った強みと個性があるのです…!
例えば鮮魚店の中でも「まぐろ玄海」さんは、その名の通りまぐろ専門店。まぐろなら市場内の他のお魚屋さんも買いに来る?!ほどの専門性の高さです。
「竹森鮮魚店」さんは、タイやヒラメなど「白身魚」はここじゃないと!と言われています。
「船津商店」さんは唯一、福岡市ではなく柳川市の魚市場から商品を仕入れているため【有明海】のお魚中心の品ぞろえでここでしか買えない魚介類も!
鮮魚店だけでなく他のジャンルでも、各商店ごとに得意分野があり、それぞれに職人さんやファンのお客様が付いているのです。
「モノを売りたければ専門に特化しろ」とは製造業のジャンルでもよくいいますが、まさに体現しているのが「柳橋連合市場」なのです…!
柳橋連合市場を楽しむには、とにかく、質問してみる
「『柳橋連合市場』を楽しむためには、とにかくお店の人に質問してみることですよ。」
と、江崎さんと松尾さん。
「旬の野菜のことやおいしい調理方法を聞いたり、今日のおすすめの品を聞いたりしてください。
最初は手探りでわからないことだらけかもしれませんが、お店の人に聞いて食材を購入し、食べているうちに『おいしい食材の選び方』や『上手な買い方』が自然に身についていきます。
その過程がまた楽しい!
『なんでスーパーよりも値段が高いんですか?』って聞いてみたって良い。
『それは、魚の質が違うからだよ。おいしさの違いはね…』って、更に会話が広がっていくでしょう。

魚の入っている発泡スチロールの箱(トロ箱というそうです)を見るだけで、プロなら魚の品質がわかるとか…!
みなさん、話しかけること自体初体験のことが多くためらわれますが、怖がらなくて大丈夫です。噛みついたりしませんから!笑
ぜひ、気軽に話しかけてみてください。」
取材でお店を回っていても、「こんにちは!」「いらっしゃい!」「今日は何の用事で来とうとね?」など朗らかに挨拶してくださる市場のみなさんでした。
この雰囲気なら、仕事以外では意外と人見知りの記者でも、質問できそうです…!笑
柳橋連合市場☆ハードルが高く感じるなら…ランチやグルメを楽しむことから!
ここまで、足を踏み入れやすいとお伝えしましたが、それでも「まだちょっと…」という方は、ランチやグルメを楽しみに行くことから始めてみてはいかがでしょうか?
海鮮丼ランチで大人気の「吉田鮮魚店」さんや、
若い方でも足を踏み入れやすい!オシャレな「F.concept(エフ.コンセプト)」さん、

長崎・波佐見町より出店。店内の器は全て波佐見焼!お昼はランチ、夜は立ち飲みが楽しめます。
お買い物を楽しんだ後にちょっと一息できるカフェ「manu coffee」さんもあります!

市場内で買ったものなら持ち込み可・飲食可だそうです。
柳橋連合市場で聞こう!知ろう!食べよう!楽しもう!
勇気を持って一歩足を踏み入れてみれば、「柳橋連合市場」には、本当においしい食材や親切なお店のみなさんが待っていました!

楽しい発見があなたを待っています♪
「対面販売で会話を楽しむことは、スーパーでは体験できないことですから。
ぜひ、色々聞いてみてください。
スーパーにはスーパーの良さがありますが、『柳橋連合市場』にしかない楽しさもある。知って、使い分けていいんです。
知ったうえで月に一度でも『今日はおいしいものが食べたいから、柳橋連合市場に行こうかな』って、足を運んでいただけたら嬉しい限りです。」

ちなみに江崎さんは八女茶専門店の「江崎製茶園」

松尾さんは和菓子の「菓子舗 鮹松月」に行けば会うことができます!
いかがですか?
興味が湧いたあなたは「柳橋連合市場」に、ぜひお買い物へ!
そこにしかない体験が、あなたを待っていますよ ♪
柳橋連合市場|営業時間・アクセスなどインフォメーション
住所:〒810-0003 福岡県福岡市中央区春吉1丁目5番
TEL:092-761-5717
【アクセス】
- 西鉄バス「柳橋」下車、徒歩約2分
- 西鉄バス「渡辺通一丁目・サンセルコ前」下車、徒歩約2分
※天神から渡辺通一丁目を経由して博多駅に向かうバスは、「柳橋」には停車しませんのでご注意ください。その場合は、「渡辺通一丁目サンセルコ前」で下車をお願い致します。
- 福岡市地下鉄七隈線「渡辺通駅」下車、徒歩約5分
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