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2024-11-15

ラオウエナジー・博多あまおう+乳酸菌|サンコーの強みを活かしたドリンク開発


福岡市博多区で自動販売機のメンテナンスや管理業務を中心に仕入れや卸売販売、自社開発のドリンクなども手がける「株式会社サンコー」

今回、自社開発されたドリンクの中で、特に紹介したい2つの商品があります!

1つ目は、あの「北斗の拳」とコラボレーションが実現した「ラオウエナジー」

パッと目を引くパッケージを隅々までよく見ると、面白いセリフがびっしり!

ラインナップは博多あまおう味と宮崎マンゴー味。パッケージだけでなく、地域の果物を使用するこだわりの詰まった商品です。

2つ目は、森永乳業の「シールド乳酸菌R」と博多あまおうが入った「はかたあまおう+乳酸菌」

毎日飲むドリンクだから、健康を意識してほしいという願いの込められたドリンクです。

サンコーの強みを活かした商品づくり|ラオウエナジー・博多あまおう

終始イキイキとした表情でお話しくださる大島さんと、穏やかな笑顔が素敵な中尾さんでした♪

お話を伺ったのは情報企画室長の大島秀一(おおしま しゅういち)さんとPB(プライベートブランド)特販課主任の中尾凌太(なかお りょうた)さん。

個性的なドリンク「ラオウエナジー」や「博多あまおう+乳酸菌」は、どのような経緯で生まれたのでしょうか?

サンコーさんの会社の歴史や強み、商品誕生秘話をお2人に詳しくお聞きしたのでご紹介します!

1,自販機オペレーターの強みである高い分析力

「サンコーは約50年前に自販機のオペレーターとして事業を始めました。

補充や点検などのメンテナンス業務を行う中で、どの商品がどれくらい売れているのか?という分析データが自然と蓄積されていき、マーケティングに強くなりました」

2,PB製品の開発で身についた企画力・広報戦略

サンコーさんが自社で企画した商品たち

「約30年前からは、PB(プライベートブランド)製品の開発に着手しました。

そこで、『情報企画室』という部署が立ち上がって、商品の開発企画や、パッケージデザイン、ホームページの制作などを自社で行うようになり、出口 (販路やお客様) を意識した商品づくりや広報のノウハウが構築されていったんです」

3,コロナ禍を切り抜けた「九州らしさ」というキーワード

「実はコロナ禍で売り上げが伸び悩んだ頃、自社のドリンクと、他社の調味料やスイーツなどの卸売販売を始めたんです。

福岡という土地のメリットを活かし、新たに海外への輸出も行いました。

そのとき取り扱った商品は『九州のおいしいもの』が中心だったのですが、これが特にアメリカやヨーロッパなどの海外での反響が大きく、『九州らしさは強みになる』ことを学びました」

4,「いつものドリンクに+α」で個性を出す

「自販機に行くときは、「お茶が飲みたい」とか、「コーヒーが飲みたい」というように、すでに何かしら飲むもののイメージをしている人がほとんどなんです。

ただ、お茶やコーヒーって、いろんなメーカーからたくさんの種類が出ていますよね?

だから、お客さんにサンコーの商品を選んでもらうために「いつもの飲み物に+α」という個性を出すことを意識しています。

逆に、新しすぎたり、味の想像がつかない飲み物は、お客さんの選択肢から外れてしまうので気をつけています」

北斗の拳コラボレーション「ラオウエナジー」誕生秘話

「これまで、エナジードリンクはほとんどが海外のブランドばかりで、かつ消費者の大半は若い世代が占めていました。

しかし最近では消費者の年齢層が上がってきており、幅広い年齢の人がおいしく飲める日本のエナジードリンクを作ろうという社内の流れに。

そうした理由に、これまでの経験から九州のおいしいフルーツを使おうという流れで、博多あまおうや宮崎マンゴーが加わってできたのが『ラオウエナジー』です」

実際に飲ませていただきましたが、これはエナジードリンク?と思うほどフルーティでした!!

「そして、味だけでなく、見た目にインパクトのあるパッケージにしたいと考えていたところ、「北斗の拳」の版権を所有されている株式会社コアミックスの堀江社長が熊本のご出身で、さらに町立高校の漫画の授業で教えられているということを知りました。

漫画の文化や魅力を若い世代にひろめようと活動されているため、自分たちの提案も聞いていただけるのではないか?と思い、お話を持っていったところ受け入れてくださったんです。

「北斗の拳」関係者さんと『ラオウ』らしさを何度も追求したというパッケージ。ひとコマひとコマに漫画への愛を感じます!

『北斗の拳』をパッケージにさせていただいたことで、展示会に出品しても、私と同い年くらいの男性や、若い世代の方からも『あ、ラオウだ!』と話しかけていただきます」

なるほど!つまり「ラオウエナジー」は、

「エナジードリンク( いつものもの )+日本を代表する漫画( 出口を意識した商品づくり )+九州産の果物果汁( 九州らしさ) 」

というように掛け算され、商品として魅力的かつ、とても「サンコー」さんの強みが活かされた商品になっているんですね!

「博多あまおう+乳酸菌」1日1本で健康をサポート

「1日1本飲んで健康に」がモットーのこちらのドリンク。

なんとあの有名な「森永乳業」の「シールド乳酸菌R」が100億個も入っています!

コロナ禍で、免疫力を高める効果があると言われている「乳酸菌」が注目を集め、さらに 「博多あまおう」 も加わり、「体調管理」+「福岡のあまおう」の2つの推しポイントが詰まったドリンクです!

そして、商品設計についてもお聞きしました。

「サンコーの商品ターゲット層は、ズバリ大人なんです。甘いジュースでも大人向けのものが多いので、「かわいい」よりも「大人に刺さる商品設計」を意識しています」

一見甘そうに見えますが、想像よりもさっぱりしていて、飲みやすかったです!これから寒くなる季節に、健康を意識してぜひ試してもらいたいドリンクです。

ふむふむ。こちらの「博多あまおう+乳酸菌」は、

「乳酸菌飲料( いつものもの )+健康志向&甘さ控えめ( 出口を意識した商品づくり )+九州産の果物果汁( 九州らしさ) 」

といった商品になっているのですね!

今後の展望について|サンコー・ラオウエナジー

2つの商品を通して「サンコー」さんの強みや、商品づくりのポイントが良く分かりました!

ここでさらに、大島さんに、今後の展望について伺いました。

「これまでの経験と、『ラオウエナジー』の開発を通して、サンコーの商品づくりの1つの軸ができたなと感じました。

この経験を会社内で共有して、若い社員にも『サンコー、こう来たか!』となる商品を生み出してほしいと考えています」

そんな熱い気持ちを聞かせてくださった大島さんです!この先「サンコー」さんがどんなドリンクを生み出すのか、とっても楽しみですね。

「ラオウエナジー」「博多あまおう+乳酸菌」を飲んでみて!

「ラオウエナジー」や「あまおう+乳酸菌」には、自動販売機からスタートした「サンコー」さんの強みやノウハウが詰まっていました!

自動販売機から出てくる1本のジュースに、開発・販売までの長い歴史が積み重なっていると知って驚いた!というのが筆者の率直な感想でした。

「日常に+α」として健康や成分を意識したり、職場の人や家族・友人との「コミュニケーションツール」のひとつにしたり、飲みものを選ぶ時のイメージの幅が広がりますね♪

今回紹介した2つの商品をぜひこの機会に手に取ってみてください!

「ラオウエナジー」「あまおうドリンク」購入できる場所

・サンコー本社前自動販売機fabot (※住所は下記インフォメーション記載)

・博多駅構内の自動販売機

・「イオン九州」各店舗

・「ゆめタウン」各店舗

など

※順次拡大中

株式会社サンコー|インフォメーション

住所:福岡市博多区博多駅南5丁目14-18

電話:092-475-3355


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