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2021-05-25

タケマン|糸島産メンマを作り続けるために。糸島で新たな仕組化!


福岡県福岡市の西側に位置する糸島市に工場を構えるめんまメーカー「株式会社タケマン(代表・吉野秋彦)」。

昨今、全国的に問題になっている放置竹林問題について真剣に考え、解決するために様々な活動をされているメンマメーカーです。

「もっと福岡」でも何度か取材させていただき、地域を盛り上げている「タケマン」ですが、今回は新たな取り組みと更なる展開について、吉野社長にお伺いしてきました!

また「タケマン」さんだからこそ生み出せる、純国産のおいしい糸島メンマもご紹介します。

この記事を1分動画でわかりやすく紹介♪

タケマン|これまでの活動

日本中で大きな問題となっている放置竹林問題。今回取り上げている「タケマン」が工場を構える糸島市でも、約300haほどの放置竹林が確認されています(※2021年)。

竹は、若いうちに筍として楽しんだり、建築資材や工芸品に使用されたりなど、良い部分をたくさん持っています。

ですが、繁殖力がとても強くアスファルトを突き破るなどのパワーを持っており、既存の植生を破壊したりがけ崩れの原因になったりなど、多くの害を発生させてしまうんです。

これらの歯止めが利かない“竹害”。「タケマン」では、メンマ生産を通して糸島の放置竹林問題に尽力しながら、地方創生にも取り組んできました。

メンマの業務販売や小売販売のための商品開発、女子高生とのコラボ商品開発などを行い、 消費者の手に糸島産メンマの商品が渡る機会を増やし、竹の消費量アップと共に地域のPRにも寄与してきました。

国産めんま原材料収穫の問題点

1.収穫 → 2.皮むき → 3.カット → 4.茹でる → 5.発酵 → 6.天日乾燥というメンマ製造の工程

その過程の【収穫】は「自社スタッフ」だけではなく、「糸島の地主」さんに収穫を依頼し、地主さんが持ち込んだ原材料を買い取るという仕組みで行ってきました。

それは糸島の地主さんの収入にもなり、竹林整備にもなるという地域貢献にも繋がります。

ですが、収穫は短期間(4~5月)に集中するために問題点もありました。

  • 高齢化がすすむ地主さん個人の労力頼みになるため、収穫が不安定
  • 自社社員で収穫もするため、量的限界及び日常業務への影響
  • 地主さんから買取後、一次加工を自社社員でするため、日常業務への影響

つまり、持続性と安定性を求めると個人の労力と社内で活動するには無理が生じる点があるということです。それは全国で取り組みを行っているどの地域にも同じような問題を抱えているとのこと。

めんま作りを基盤としたタケマンと地域の新しい取り組み

そこで2021年春、「タケマン」が新たに行ったのが、メンマづくり1次加工工程の「仕事としての仕組化」です。これは他地域にとっても問題点を解決できるモデルになる可能性もあります。

それは春から初夏に訪れるメンマの収穫時期は約2ヶ月という短期間に限られているためにおこる問題点の改善。「収穫」から「一次加工」の持続性と安定性の向上です。

1.収穫 → 2.皮むき → 3.カット → 4.茹でる → 5.発酵 → 6.天日乾燥 という、メンマを商品化するうえで必要な “収穫” から “1次加工”まで を仕事として地域の人が行えるよう仕組み化

これまで自社内で行ってきたメンマづくりのマニュアル化、1次加工のための新たな場所・設備を確保し、1次加工の全てを任せられる別会社を立ち上げました。

味や食感の決め手にもなる1次加工を地域の人たちに任せられるまでの仕事に発展させました。

これにより、収穫作業が終わった後でも、保管している1次加工処理品をメンマに加工する仕事が生まれることになります。

タケマンのメンマづくりは糸島内で循環

糸島市は、福岡県の中でも移住が盛んな人気のある地域ですが、「タケマン」の工場がある加布里など中心部を離れた地域では高齢化が進んでいるのが現状です。

ですがこの仕組み作りによって、若いメンバーだけではなく、地域の高齢者の新たな仕事になる実績まで出来ているのです。

更にこの仕組み化によって、メンマの製造量は格段に増え、放置竹林問題の解決のスピードも速まり、また地域にとっても持続性と安定性を備えた経済活動にもなるのです。

タケマン|代表取締役 吉野秋彦さん

今回お話を伺ったのは代表取締役の吉野さん。とにかく糸島の地に根付いた会社にしたい!という思いが強く伝わってきます。

取材の途中にふと、「タケマンではどんな人に働いて欲しいですか?」と吉野社長に伺ってみました。

求める人材は「自分の世界を広げ、広い視野を持って仕事ができる人」だそう。

“地域におけるメンマ製造の仕組み作り”というこれまでになかったことに取り組んできた「タケマン」。0から1を生み出す能力が求められるお仕事は大変かもしれませんが、やりがいはきっと無限大。

新たな仲間が加わり、さらなる発展が生まれる未来が楽しみでなりません!気になる方はぜひお問い合わせを。

おいしく地域活性に協力!純国産 糸島めんまをぜひ♪

タケマンが継続的に行われている、放置竹林問題の解決と地方創生。

地域の問題解決や地域創生は継続して行うことで結果が出てくる息の長い活動ですが、一時的な取り組みで終わらせることが多いのも事実です。

ですが、新たな仕組化も実現した「タケマン」の地域との活動、そして国産めんまづくりは更に発展する形でこれからも続いていきます。

地域の取り組みや、環境問題に興味はあるから「少しでも力になりたい」という方は、クセになるほど美味しい「純国産 糸島めんま 」をぜひ食べてください。

それが、放置竹林問題を解決する竹の消費に繋がっていきます。

「タケマン」の活動を知る。実際に参加してみる。そして、美味しく食べて応援する!あなたが選ぶどの形も、もちろん地域に貢献しています!

タケマン|純国産 糸島メンマ 赤・黒

最後に、みなさんにも手に取って欲しい「タケマン」のおいしい味付け糸島メンマをご紹介します。

「純国産 糸島めんま 赤」は豚骨風。ラー油で味付けされており、ちょっとピリ辛なお味。ご飯のお供としてだけでなく、お酒のおつまみとしても合います。

「純国産 糸島めんま 黒」は醤油の甘辛さが特徴♪お子様でも食べられそうですね!どこか懐かしさを感じるお味です。

私も実際に食べさせていただきましたが、パックに入っているのにとっても肉厚でシャキシャキでびっくり!メンマ本来の風味も感じられ、一袋あっという間に食べきってしまうほどでした。

おいしいものを食べることで、環境問題や地域活性化に貢献できるのはすごくうれしいです。

★糸島めんま赤・黒食べ比べセットのご購入ページはこちら>>>

【株式会社 タケマン】 インフォメーション

左/㈱タケマン・吉野社長 右/もっと福岡ライター室井

株式会社 タケマン

住所:〒819-1124 福岡県糸島市加布里5丁目9番1号

電話:0120-020-396

FAX:0120-030-396

営業時間:平日9:00~17:00

☆★ タケマンの活動紹介 ★☆


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