福岡・糸島でそば打ち体験！蕎麦屋のおいしい糸島グルメ

福岡・糸島でそば打ち体験がしたい方・美味しいお蕎麦が食べたい方は「そば打ち楽土(らくど)」さんへ！

福岡県民に馴染みがある麺類といえば、うどんとラーメンが鉄板ですよね。では、お蕎麦はどれくらい食べたことがあり、知っていますか？

今回わたしたちは、福岡県糸島市二丈福井にある「そば打ち楽土(らくど)」さんに伺いました。風情ある古民家で光武ご夫妻から伺った蕎麦のお話しは、どれも興味深いことばかり！

そして、最高のロケーションでいただく、そば粉の配合から追求し、手間ひまをかけて打たれたお蕎麦のおいしいこと！

今回は「そば打ち楽土」さんの人気「そば打ち体験」や「粗十(あらじゅう)そば」についてご紹介します♪

福岡・糸島の風情ある古民家でそば打ち体験

どこかホッとする趣の建物。

こちらは「大入長屋」といい、めだか屋さん、ヨガスタジオ、焼き物作家さんなど7名が入居するちょっと面白いシェアハウス。

JR「大入駅」から徒歩7分ほどの距離でアクセスも良好です。

こちらの1階に「そば打ち楽土」さんがあります。

ここに足を運ぶ多くの方が楽しまれるのが「そば打ち体験」！

2022年10月のオープンから半年ほどで、既に賑わいを見せる人気ぶりです。

体験に来られるお客さまは、ご夫婦であったり、お友達同士だったり、カップルだったり。年齢も性別も様々。

店主の光武さんに技術を教わりつつ「わたし、結構うまいかも～！」など、みなさん楽しくわいわいとそば打ちを楽しんでいかれるそう♪

お蕎麦を打って楽しんだあとは、ゆったりしたテーブル席で打ちたてのお蕎麦を堪能！

そばだけでなく、光武さんお手製の小鉢なども加えて「そば膳」として楽しむことが出来ます。

1回の体験で打つのは3人前。1人前はその場で食べて、2人前はそばつゆもつけてお土産としてお持ち帰りできる！大満足の体験内容です。

そば打ち楽土：光武修務(みつたけおさむ)・孝子(たかこ)さん

今回お話を伺ったのは「そば打ち楽土」を営む、光武修務さん、そしてその裏側を支える孝子さんご夫妻です。

修務さんがそば打ちを始めたきっかけは、まだサラリーマンとして勤めていた頃、たまたま自宅近くにあったそば打ち道場へ足を運ぶようになったことだそう。

そば打ち道場を営むご夫婦と仲良くなった修務さんは道場へ足しげく通い、運営を手伝う中で技術を身に着けていきました。

趣味として楽しむ中でも「自分の目指す蕎麦のおいしさ・味」をとことん追求していた修務さん。

その後、「大入長屋」をスタートし、数年後に前職を早期退職。独立して「そば打ち楽土」をオープンしました。

お蕎麦の世界は深い！そば打ち楽土の追求

「そば打ち楽土」さんのお蕎麦の特徴はなんといっても「香り高さ」。

打ちたてのお蕎麦に鼻を近づけると……濃厚なお蕎麦のいい香り～！！

この香り高さの理由は3つあります。

香り高いお蕎麦の秘訣１：石うす挽き

「そば打ち楽土」さんのそば粉は、修務さんが自ら挽く「石臼挽き」。

完全予約制の形をとっており、お客様の数に合わせて当日の朝に粉を挽くため、とても香り高いんです。

香り高いお蕎麦の秘訣２：粗びき

「そば打ち楽土」さんのそば粉は、殻有りと殻無しのそば粉を石臼で挽いた後にブレンドしたオリジナル。そして、そのそば粉を配合して打つ“十割蕎麦”です。

通常、石臼で挽いたそば粉はふるいにかけられ、ふるいの目を通った細かい粉のみがお蕎麦に使用されます。

しかし「そば打ち楽土」さんでは、ふるいに残った方の粒子の粗い粉も使用しているんです。粗いからこそ、蕎麦の香りが残っているんですって！

「そば打ち楽土」さんのお蕎麦が、やや太目でコシが強いのは、粉の粒子が大きいことから生地をまとめるのが難しく、細く切ってしまうと茹でたときにちぎれて、長い麺にならないため。

粒子の粗さから茹で上がりも早く、20秒ほどが勝負だそう(！)

「お蕎麦の香り高さ」と「麺としてすする楽しさ」の塩梅を1年以上試作した結果、今の形が完成したのだそうです……！

香り高いお蕎麦の秘訣３：殻をブレンド

こちらの写真を見てください。

普通のお蕎麦よりも、黒い粒が目立つと思いませんか？

これは、じつは蕎麦の実の殻なんです！一般的なお蕎麦には殻は入ってません。あえて入れるのは、さらに香りが良くなるため！

ただ、香りが強いからこそえぐみも出やすいため、殻をバランス良く配合するのが難しく、試行錯誤の日々だったそう。

ここでも「香り高さ」への修務さんの追求を感じることが出来ます……！

麺といえばうどんやラーメン！な福岡県民の私は、そば粉ひとつとってもこんなに追及すべきポイントがあることや、細さ太さで食感・味が変わることなど、ここで教えていただくまで知りませんでした！

特に「ざる蕎麦」は具のトッピングや汁もないため、味のごまかしがきかないのだそう。

お蕎麦って面白い～～！「そば打ち楽土」さんに行かれたら、ぜひ、修務さんにお蕎麦のお話を聞いてみてください♪

おすすめ！粗十(あらじゅう)そば膳

さて、実際に食べてみたくなりましたか？笑

この香り高いお蕎麦を楽しむなら、現地でいただける「粗十そば膳」です！

修務さんが打ったお蕎麦を、素材の味が分かる「ざるそば」でいただくことができます。

蕎麦つゆ・お塩も自らブレンド

蕎麦に添えられている、蕎麦つゆとお塩が名脇役！

蕎麦つゆには「おさむちゃんがえし」と名付けられたかえしを使用しています。醤油・みりんなどをしばらく寝かせて旨みを引き出したオリジナルのもの。

お塩と昆布粉を修務さんがブレンドした「特製塩」は、シンプルだからこそ、お蕎麦の香りと美味しさを引き立ててくれます。

まずはそのまま　→　お塩　→　おさむちゃん返し(そばつゆ)　の順番でいただくのがおすすめです♪

食後はそば湯で、蕎麦つゆを堪能。1滴も残したくないおいしさでした！笑

手作りの小鉢の数々

さらに嬉しいのが、「粗十そば膳」には、地元のものや旬の素材を使用した小鉢がついてくること！

季節によって変わる「季節のひとさら」や、

モチモチ食感と小松菜のシャキシャキ感が楽しい「粗挽きそばがき」、

お米の代わりに蕎麦の実を使用した「だし香るそばの実雑炊」など、

お蕎麦以外のおいしさも、たっぷり堪能してくださいね♪

お蕎麦を堪能したら海へ。お腹も心も満たされて

「大入長屋」は、糸島の海まで徒歩3分！

お腹いっぱいになった後は、海に行ってのんびり過ごすのがおすすめです♪

コーヒーなどのドリンクの購入も可能で、持ち運び用のバスケットは無料貸し出ししてくれます。

「みなさんなかなか帰ってこないんですよね～」と、孝子さん。

おいしいお蕎麦に、糸島の美しい海。

お腹も心も満たされて、エネルギー満タンになりますよ♪

福岡・糸島でそば打ち体験がしたい方・美味しいお蕎麦が食べたい方は「そば打ち楽土(らくど)」さんへ！

「そば打ち楽土」さんのお蕎麦への追求・おいしさは伝わりましたか？

これまでうどん・ラーメン派だった福岡県民のみなさん。ぜひ「そば打ち楽土」さんでそば打ち体験を楽しんだり、お蕎麦を食べてみたりしてください！

お蕎麦の新たな魅力を発見できること間違いなしです♪

福岡・糸島でそば打ち体験！｜「そば打ち楽土」インフォメーション

★そば打ち体験も「粗十そば膳」も要予約制　前日17時までにお電話を。

TEL：090-8223-0732

住所：〒819-1631 福岡県糸島市二丈福井2850(大入長屋1階)

定休日：月・木曜日

営業時間：11：00～20：00　☆体験は10：00～

アクセス：JR筑肥線大入駅から徒歩7分

駐車場：有