「モマ笛&津屋崎ピンズ」WS開催レポート!【FUKUOKA体感ラボvol.3】
「モマ笛&津屋崎ピンズ」ワークショップ開催!【FUKUOKA体感ラボvol.3】
福岡県各地の魅力を、アクセスしやすい福岡市の中心地で味わえちゃう「体感型プロジェクト」が【FUKUOKA体感ラボ】!
vol.3の今回は、福岡県福津市の「モマ笛&津屋崎ピンズ」の絵付け体験を、8名の皆さんに体感していただきました。
それでは今回も、皆さんが体感されている様子、そして津屋崎人形やモマ笛、津屋崎ピンズについてもレポートして行きたいと思います☆
[toc]体感レポートその①その可愛らしさに心を打ち抜かれる人続出の【モマ笛】
先に素焼きをしてから、最後に色彩を施すのが津屋崎人形の特徴のひとつ。(※素焼きとは、粘土を形作って窯に入れ、焼いたそのままの状態のことをいいます。)
素焼きの器に胡粉(貝殻をつぶした粉)を下地として白く塗った状態まで「筑前津屋崎人形巧房」さんに作業をお願いして、今回は色彩を施す体感からのスタートです!
\ ここからスタート /
津屋崎人形師さんは普段、水とニカワで溶いた顔料を着色に使うそうですが、今回の私達は速乾性のあるアクリル絵の具で挑戦!
「筑前津屋崎人形巧房」の津屋崎人形師、8代目・原田 翔平さんにご指導をいただきながらの体感です。
なんと!だるまとは逆で「モマ笛」は目から書き入れていきます…!
目を描くの、意外と難しい…?!
\ ごろん /
あとは頭を塗ってもらったら完成!
\ 完 成 ! /
「簡単そうに見えるけど、実際にやってみると難しい…!」
そんな言葉が皆さんから出てきていました。
この素朴な可愛らしさは、津屋崎人形師さんの技術の素晴らしさに支えられていたんですねっ。発見です!
■「モマ笛」ってなに?
先を見通す能力を持つとされる「ふくろう」の形をかたどった、津屋崎人形を代表する土笛が「モマ笛」です。創業の江戸時代後期(1770年前頃)から長く制作され、時代によってその表情なども変化してきました。
地元では昔から、お年寄りがモマ笛を吹いて食事をすると、気道が広がりのどに詰まらずに済むといわれているそう。
津屋崎人形が作られている福岡県福津市の宮地嶽(みやじだけ)神社でも、かつては縁起物として授与されていたそうです。
■「モマ笛」の使い方
モマ笛のおしりの部分から息を吹き込んで音を鳴らします。本物のフクロウのように「ホーホー」と鳴いてくれるんですよ!
雑誌に取り上げられたことをキッカケに今では有名セレクトショップにも並んでおり、若者にも大人気の「モマ笛」です!
外国の方や、若い女性へのお土産にピッタリです!
「津屋崎ピンズ」用の粘土は、模様を描く為に人形を作る粘土より白いものを使用しているそう。
土台の色を塗って…
お手本を参考に、面相筆で模様を描いていきます。
\ 完 成 ! /
\ お 手 本 /
実はピンズに絵を描く作業は、小さい曲面に描く上、柄も細かいので、絵付けの中でも凄く難しいそうなんです。
その難しさ…体感された皆さんが一番感じられていることと思います。
でも、自分で描いた絵柄…もちろん原田さんには敵いませんが、とっても愛おしいですよねっ。
■「津屋崎ピンズ」ってなに?
2010年に生み出された新商品「津屋崎ピンズ」。
【伝統を引き継ぎながらも、時代に合わせて変化し、これからも長く続けていく為に。】
原田さんには、きっとそんな思いがあったかと思います。
「津屋崎人形の新商品を開発するというので、新しい人形を作るのかと思っていました。」
と教えてくれたのは、8代目の原田翔平さん。
若者にも興味を持ってもらうキッカケになるようなモノを作ろう…と、福岡のデザイナーさんとコラボレーションし、津屋崎人形の技法をファッションアイテムに落とし込んだのが「津屋崎ピンズ」なんです。
それぞれのピンズの模様や色には、「魔除け」や「長寿」などの意味が込められています。
■「津屋崎ピンズ」の使い方
ピンズだけに、白シャツや帽子などにつけるのがスタンダードです。
でも、「ちょっとそれは恥ずかしいかな…?!」そんなシャイな男性の方には、こんな使い方がオススメ。↓
ジャンッ。鞄につけてみました!
これならちょっとしたアクセントになりますし、「それ、かわいいですね!」なんて、お会いした方との話題にもなるかも!
裏側はこんな感じで取り付けられます。ぜひお試しください^^
「津屋崎ピンズ」は軽くて小さいので、旅行中のお土産に選んで買っていかれる方が多いそうですよ。
柄違いで色んな人にプレゼントしても喜ばれそう…!
今回のWSをしてくださった「筑前津屋崎人形巧房」さん
津屋崎人形の起源は二百数十年前の安永年間(西暦1777年)の頃、当時津屋崎町の在自(あらじ)という所に産する陶土が、土器に最適のものであることが分かり、ろくろを使って生活に必要な壺やかめなどを作っていました。
安永6年に始祖卯七がその子半兵衛と共に素朴な人形や動物を作ったのが始まりです。
その技法と古型は七代目・原田誠さんに受け継がれています。
人形型は1500にものぼり、歴史やおとご話に活躍する人物をはじめ、芝居人情風俗などを題材にした人形を作ってきました。
福岡県特産民芸品として、代々にわたる研究と努力をたゆまなく続けています。
今回の講師・原田翔平さんは7代目・原田誠さんの御子息になります。
■「筑前津屋崎人形巧房」
〒811-3304 福岡県福津市津屋崎3-14-3
TEL/FAX 0940-52-0419
↑お取り扱い店舗もご覧いただけます!
■インターネットでの「筑前津屋崎人形巧房」さんのご購入はコチラ>>>
↑公的機関が運営する通販サイト「よかもん市場」。九州・福岡の名産品をお取り寄せが可能です。
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「次は是非、現地に行ってきます!」
体感後には、そんな声が聞こえる充実感でお送りしたいと思います。
今後もつづく、様々な企画…お楽しみに〜〜!!!
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